3人は2020年6月23日、警察が少女像の周囲に設定した秩序維持線を超え、少女像と自分の体をロープで結んだ。
被告人らは対立する保守団体によって少女像を傷つけられる恐れがあり、これを阻止するために行った正当の行為だったと主張したが、認められなかった。
地裁は「被告人らは、市民団体間の衝突を防ぐために警察が設置した秩序維持線を侵犯した」とし、「正当な行為とはみなし難い」と判断した。また「少女像を毀損(きそん)しようとする動きがあれば警察の助けを受けるなど法的手続きによって権利を守ることができた」と指摘した。
地裁は少女像の周辺で開かれたイベントなどに参加したユーチューバーらにも罰金刑を言い渡した。