「(スローインのボールを)返すということを前嶋(洋太)選手も言っていて、長谷部監督も「返せ」という指示を出していた、と。ただそれが観客の声で届かなかった。
前嶋選手も(名古屋の選手に)投げようとしていたが、それをルキアン選手が「なぜだ」ということでマイボールとしてプレーを続けた。
長谷部監督も「得点を献上します」と言っていたので、それを選手に伝えました。
選手も興奮してなかなか伝わりませんでしたが、最終的には長谷部監督の判断でああいう形になりました。」
長谷部 茂利(
アビスパ福岡監督)
「われわれの選手が倒れていましたが、それがファウルかどうかがまず問題ですが、その後、われわれはプレーをしてしまった。
相手が出さずにプレーをすればいいのですが、相手がボールを出してくれた。それで治療のために時間を止めてくれた。
主審が対応したのですが、そこで選手たちが理解できていなかったのか、最初のわれわれの失点の場面で頭と頭がぶつかり危ない状況だったのに、主審が流しました。その判断が選手の頭の中に残っていたので、(1得点目につながるスローインの場面で)プレーしたのだと思います。
言葉が合っているかどうか分かりませんが、仕返しじゃないですけれど、自分たちだって同じではないかという思いが出てしまったのかもしれません。
でもそれは違うよ、ということで修正するには(得点を)渡すしかないので、それを選手たちにも理解してもらい過ちを修正したつもりです。そのことはハーフタイムと試合後にも選手に「理解してくれ」と話しました。」