16日に行われたノリッジ・シティ戦ではハットトリックの活躍を披露し、チームを3-2の勝利へ導いた。これでハットトリックは今季2度目である。
前回のハットトリックはちょうど1か月前となる3月12日のトッテナム戦で、スコアも同じく3-2だった。このゲームの前も、ロナウドには逆風が吹いていた。2022年に入ってからはブライトン戦での1ゴールのみとなっており、ロナウド衰退説が加速し始めている段階だったのだ。
それがトッテナム相手のハットトリックで手のひら返しの意見が目立つようになり、それは今回のノリッジ戦でも同じだ。チームは9日に残留を争うエヴァートン相手に0-1で敗れる失態を演じており、かなり嫌なムードが漂う中でのノリッジ戦だった。
また試合前には、英『Daily Mail』がマンUの新指揮官候補とされるアヤックスのエリック・テン・ハーグがロナウドを来季の構想に含めていないと報じており、37歳ロナウドを今夏に手放すかどうかを話題にしていたタイミングだった。
確かにロナウドは運動量が多い選手ではなく、指揮官によっては扱いづらいところもあるだろう。マンUでも若い選手を積極的に起用した方がいいのではとの見方もある。
しかし、ハットトリックの活躍を見せられると考えは変わってくる。今季は何かと批判を浴びているものの、リーグ戦では26試合で15ゴールだ。通常の選手なら合格点を与えるべき成績と言える。
新指揮官がロナウドをプランに含めるかは分からないが、まだトップレベルでプレイ可能であることは間違いない。サポーターの間でも意見は割れるだろうが、マンUはロナウドを軸に据えていくべきなのだろうか。