今回の移籍は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、国際サッカー連盟(FIFA)が選手の契約に対して特別措置を与えたことによるもの。ロシアクラブは選手との契約を一時的に凍結されることとなり、それによるフリー移籍となる。
なお、橋本は6月30日までの契約期間となる。
橋本は、FC東京の下部組織出身で、U-15深川、U-18と昇格し、2012年にトップチームへと昇格した。
2013年8月から2014年までの1シーズン半はロアッソ熊本へレンタル移籍を経験。2015年に復帰すると徐々に出場機会を増やし、2019シーズンはJリーグのベストイレブンに選出。J1では132試合14得点、J2では60試合、J3では5試合1得点、YBCルヴァンカップでは19試合で1得点を記録していた。
2020年7月からロシア・プレミアリーグのFCロストフへと完全移籍。ロストフでは30試合で8ゴール3アシスト。今シーズンもロシア・プレミアリーグで10試合に出場し2ゴール2アシストを記録していた。
橋本はクラブを通じてコメントしている。
「FCロストフから移籍してきました
橋本拳人です。ここ1ヶ月間難しい状況だった僕に声をかけていただき、仲間に入れてくれた
ヴィッセル神戸さんには本当に感謝しています」
「いち早くチーム戦術、チームメイトの特徴を理解し、全力で
ヴィッセル神戸のために戦います」
神戸は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を控えている中、MFセルジ・サンペールが右ヒザ前十字じん帯損傷で全治8カ月の重傷。今季中の復帰が絶望となっており、橋本に大きな期待がかかる。
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