セルティックは11分、ジョッタの高精度のクロスを、ギアクマキスが打点の高いヘッドで叩き込み、先制に成功する。
勢いに乗ったギアクマキスは、その7分後に追加点もゲット。前田のダイレクトでの折り返しに頭で合わせたシュートは、ゴールライン上の相手DFにクリアされるも、こぼれ球を押し込んだ。
迎えた26分には、立ち上がりからキレのある動きを見せていた前田がネットを揺らす。CKからギアクマキスがヘッドで落としたところを、倒れ込みながらも上手く左足で流し込んだ。
カタール・ワールドカップ出場の懸かるオーストラリア戦での活躍が期待される日本代表FWは、前節に続いて2戦連発で4点目、公式戦通算では6点目となった。
【動画】三笘、旗手、久保、上田…。関塚隆が語る「招集メンバー27名の印象」 その後、28分に相手DFラムゼイが一発退場。これでさらに押し込む展開となった
セルティックは、後半に入って61分に相手のハンドでPKを獲得。これをきっちり決めたギアクマキスは、27節のダンディー戦(〇3―2)に続き、ハットトリックを達成した。
終盤にかけても、数的優位のホームチームが終始圧倒するなか、74分にはターンブルとビトンを投入。ここで旗手とキャプテンのマクレガーはお役御免となった。
結局、試合はこのまま4―0で終了。
セルティックはリーグ戦の連勝を3に伸ばし、次節の敵地での直接対決を前に、2位の宿敵レンジャーズと、暫定で6ポイント差をつけた。
なお、前田はタイムアップの瞬間までピッチ中を駆け回り、井手口はリーグ戦2試合連続で出番が訪れなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部