パリはホームのファーストレグで
レアル・マドリードを圧倒。しかし1点が遠く決定力不足に悩まされた。それでも試合終了間際にキリアン・エンバペが左サイドを突破して先制点を挙げてパリが先勝していた。なお、練習で足を痛め欠場が噂されていたエンバペはスターティングメンバーに名を連ねている。
序盤は
レアル・マドリードが攻勢を強めるが最初の枠内シュートは8分のパリ。カウンターからエンバペが左サイドを突破して深い位置からゴールを狙う。ボールはGKがキャッチし得点とはならない。13分にもカウンターから再びエンバペが相手ゴールに襲い掛かるがGKティボー・クルトワが冷静に好セーブを見せる。
徐々にパリに流れが傾いてきた25分、
カリム・ベンゼマが左サイドから強烈なミドルシュートを放つ。しかし惜しくもゴール右に外れる。
パリは31分、ネイマールとのコンビネーションからリオネル・メッシがゴールを狙う。しかし角度の浅い位置から狙ったボールは枠を捕えられない。34分にはエンバペがゴールネットを揺らすがオフサイドの判定で、先制点とはならない。
それでも39分、カウンターから抜け出したエンバペが強引にニアサイドをこじ開けてパリがセカンドレグでも先制した。
パリは54分、エンバペがフェイントでGKを躱すと左足を振り抜いてゴールイン。しかしこれはオフサイドとなり、レアルはピンチを逃れる。
レアル・マドリードは61分、ベンゼマがGKにプレスをかけ続けてミスを誘う。GKのパスミスをヴィニシウスが拾うと、最後はベンゼマが冷静に流し込んでレアルが1点を返した。
すると76分、
レアル・マドリードはヴィニシウスがカウンターで左サイドを突破。ルカ・モドリッチに落とすと、最後はモドリッチのスルーパスにベンゼマが合わせてレアルが2点目を決める。さらに78分、ベンゼマがすぐさま3点目を決めてレアルが2試合合計スコアで逆転。値千金のハットトリックとなった。
なんとか1点を返したいパリだが終盤は
レアル・マドリードのペースに。試合はそのまま終了し、後半に3点を巻き返した
レアル・マドリードが2試合合計3−2で大逆転。
レアル・マドリードがベスト8進出を決め、
パリ・サンジェルマンは早くもラウンド16で姿を消すことになった。
【スコア】
レアル・マドリード 3−1(2試合合計:3−2)
パリ・サンジェルマン【得点者】
0−1 39分 キリアン・エンバペ(
パリ・サンジェルマン)
1−1 61分
カリム・ベンゼマ(
レアル・マドリード)
2−1 76分
カリム・ベンゼマ(
レアル・マドリード)
3−1 78分
カリム・ベンゼマ(
レアル・マドリード)