ワクチン接種などの記録には、標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)のVerifiable CredentialとHL7 FHIR標準に基づくオープンで相互運用可能なフレームワーク「SMART Health Cards」が利用されています。
SMART Health Cardsは、世界的にワクチン接種が進んできていることから、紙のワクチン接種証明書に代わるデジタルな証明書の作成が望まれていたために開発されました。SMART Health Cardsを開発したMicrosoftやOracleなどの多数の企業・団体で作るプロジェクト「Vaccination Credential Initiative(VCI)」は、認証済みの臨床データや資格情報へのデジタルなアクセスを可能にするべく取り組んでいます。