LIFX(ライフエックス)シリーズ
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スマホの専用アプリから明るさ、色温度、色相が調整できるスマートLED電球が「LIFX」だ。1,600万色もの色を作り出すことが可能。色温度は2,500から9,000Kで電球色から昼光色を選択できる。
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アマリリスを「LIFX」3灯でライティングしたカット。花びらは右から色250°(色相)/100%(濃度)で青い光をバウンス板に反射させ照射。左からは色100°/30%の緑の光を当てた。中心が緑色になっているのはこのライトの色が反映されている。
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背景は白い布を垂らし、ホリに色50°/100%の黄色い光を照射している。ところどころ暗くなっているのは、白い布のドレープの部分である。
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スマホの専用アプリの操作画面。直感的な操作ができる。
Profoto B1X & OCF II カラーフィルター
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Profotoから「小さな太陽を持ち出そう」をキャッチフレーズに登場したバッテリータイプのストロボB1Xには、専用のカラーフィルター「OCF II カラーフィルター」が用意されている。こちらのフィルターはスカーレットや、イエロー、ピ ーコックブルーなどといったカラーが豊富に揃っている(全20色)。
また、フィルターを重ねて使用することもできるので、組み合わせによって様々な色を作り出すことも可能だ。グリッドとも併用できるので、タッチライトに赤や、黄色といった色を付けることもできる。大きな面光源から、タッチライトとライトの硬度もコントロールしやすく、積極的に使っていきたいアイテムだ。
オーロラペーパー アイリスプラス PET24U
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フィルム状の極めて薄い塩化ビニールシートで、クシャクシャにできたり、ピンと張ったりと、どんな形状でも使用が可能。製品名の通り、角度によってさまざまな色が現れるオーロラカラーが特徴的なシートだ。通常はライトの前に垂らし、色効果を演出することが多いが、「Part2:複数の素材を使用したライティング」ではレンズ前に垂らし、シート自身の色と、反射光を活かした撮影を行なった。透過率も高いため、シート越しの被写体のディテールはしっかりと出やすく、人物、ブツ、風景といった様々なシーンで使ってみると、面白い効果を得ることができる。筒状となっており、銀一スタジオショップにて購入が可能。
Savage バックグランドペーパー
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撮影用カラーペーパーと言えば「Savage バックグランドペーパー」だ。カラーバックとしての使い方だけではなく、そこにカラーライティングをすることで、より細かな色づくりが可能になる。
東京舞台照明 POLY COLOUR(ポリカラー) カラーフィルター
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カラーフィルターも様々なメーカーから出ているが、今回は東京舞台照明の「POLY COLOUR(ポリカラー)カラーフィルター」を使用した。画像は見本帳である。可視光線透過率は88%と透明度が高く、美しい色効果を得ることが可能だ。舞台照明用のフィルターであるため、 耐熱性、耐水にも優れているのも魅力的。色数はおよそ80種類ほどあるので、好きな色を揃えることができる。フィルター同士の組み合わせもできるので、色調の表現は80種類に限らず、いく通りも作ることができる。
スマートLED
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今回の撮影では「LIFX(ライフエックス)」を使用したが、それ以外にもスマートLED市場が盛り上がっているため、他機種も紹介したい。代表的なものに、Philips社から発売されている「Hue(ヒュー)」がある。電球タイプはもちろん、テープ状のLED照明もあり、バリエーションに富んだカラーライティングを行なうことができそうだ。「LIFX」もしかりだが、アプリで連携をさせると音に反応し、自動的に色を変えてくれるので、映像作品などではそのような使用も面白そう。それぞれの価格はピンキリであるが、手が届かないレベルの金額ではない。
舞台用照明
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今回は使用していないが、舞台用照明も気になる機材だ。画像上のLEDは、「Martin RUSH BATTEN 1 HEX」というバータイプのものだ。12枚のレンズが付いており、それぞれ個別に制御が可能とのこと。ビーム角も25°と、非常にシャープなカラーライトが作れそうだ。
画像下は「Martin RUSH PAR 2 RGBW Zoom」。高輝度QUAD LED使用なので、高い彩度のカラーライティングの効果が期待できる。本体は5.5kgと小型軽量も特徴なため、床に設置したり、上から吊るしたりと設置場所も多岐に富み、色鮮やかな写真ができあがりそうだ。カラーもRGBを調整することにより、何パターンも組み合わせて作れる。ストロボ式の点滅タイプのLEDで、専用ソフトを使うことにより、発光の間隔なども調整できるようだ。
プロジェクター
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自分の好きな写真や、データを投影することで作品の仕上がりがぐっと変わってくるのが、プロジェクターの面白さだ。壁に投影するのはもちろんだが、人物や、物、さまざま被写体をキャンバスとすると、一層魅力的な作品ができあがる。プロジェクターのレンズの前に、カラーフィルターなどをかけると、さらに演出に拍車がかかり、幻想的なイメージに仕上がるだろう。
機材協力
Profoto:profoto.com/jp
ライトアップ:light-up.co.jp
銀一:ginichi.co.jp
解説・撮影:中村雅也
凸版印刷情報メディア事業部 ビジュアルクリエイティブ部1977年生まれ。2000年中央大学文学部卒業。コマーシャルフォトを中心に活動中。静止画のみならず、動画制作も手がける。日本広告写真家協会(APA)会員。長岡造形大学非常勤講師。