痛恨だったのが、先制点となったオウンゴールだ。30分、ゴール前でパスをカットされ、パブロ・サラビアにシュートを浴びる。これはバーに直撃して救われたが、高く浮き上がったボールを外に掻き出そうとしたGKマルティン・ドゥフラフカがどういうわけかゴールの中に押し込んでしまったのだ。
12分には、この守護神がアルバロ・モラタのPKをストップし、いい流れだっただけにあまりに痛恨のミスとなってしまった。
【動画】「信じられないミス」スロバキアGKの衝撃オウンゴールはこちら 今大会、好セーブを見せてきた名手の目を疑うようなプレーに、英メディア『GiveMeSport』は「
スロバキアGKの信じられないミス。彼は本当に悲惨なミスでボールを自分のネットに押し込んだ」と酷評。『Golf Digest』は「彼は、間違いなく
EURO2020における最悪のオウンゴールを犯した。PKストップは世界中の誰も覚えていないだろう」と皮肉った。
また、米『CNN』も、「ドゥフラフカは、安全にバーの上に逃げようとしたが、酷い間違いをし、ボールを自分のゴールに入れて失望させた」と辛辣だった。
まさに、天国から地獄――。GKとは酷なポジションである。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部