ワークショップのお知らせをしたところ、たくさんの方に反響をいただき、
うなぎパイが全国の皆様に愛されているんだなとあらためて実感しました」(渡辺おさむさん)
ワークショップの内容は、なかなか本格的だ。
参加者はまず、半透明の樹脂粘土に樹脂粘土用の着色剤を混ぜ、うなぎパイ色の粘土を作成。そして、うなぎパイの型にその粘土を入れて、形を整える。
その後、絵の具で焦げ目などを着色していくという流れだ。
髪の長さが足りないのでバレッタはちょっと......という人は、ストラップもワークショップで手作りできる。
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「ちょっと難しいかもと思われるかもしれませんが、誰でもリアルなうなぎパイが作れるように、樹脂粘土用着色剤や絵の具の調合をおこなっており、リアルに見える塗り方なども丁寧に指導しますので、安心してご参加ください」
と渡辺さん。
手作りでできるアクセサリーといえばさまざまな種類があるが、今回、バレッタとストラップを選択したのはなぜだろう。
「うなぎパイの形が市販のバレッタの楕円形にやや似ていたので、バレッタを作ってみようと思いました。
うなぎパイはバレッタとしてはかなり大きいサイズでやや実用性がないので、ストラップも選択できるようにしました。
実際のうなぎパイのサイズのストラップが、カバンなどについていたら面白いなと思っています」
たしかに、実物大のうなぎパイストラップは注目されること間違いなしだ。うなぎパイ好きをアピールすることで、同志も見つかるかも?
特別展「お菓子の美術館にようこそ」では、ワークショップだけでなく、うなぎパイを取り入れた作品も展示される。
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その名も、初公開の新作「うなぎパイ燕子花図」。
尾形光琳作「燕子花図屏風」をオマージュし、燕子花(かきつばた)の咲く水辺にかかる橋を、うなぎパイで表現した作品だ。
「作品を見た人がうなぎパイの橋がかかった『燕子花図』を見て、新たなストーリーを想像してほしいと思っています」(渡辺さん)
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他にも展覧会では、3メートルを超える尾形光琳「紅白梅図屏風」をチョコレートを用いてオマージュした作品や、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をクレープで表現した作品など、誰もが見たことのある名画が、渡辺さんのスイーツデコレーションで新しく生まれ変わる。
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今回展示されるのは、約150もの作品。渡辺さんは、
「ぜひお菓子の美術館であなただけの物語を見つけてみてはいかがでしょうか?」
と、コメントしている。
特別展「渡辺おさむ―お菓子の美術館にようこそ―」は、6月12日〜8月15日の開催(月曜休館)。開館時間は午前10時〜午後5時。
観覧料は大人800円、中高生300円、小学生200円で、土日に限り小中学生は無料。