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macaroni
マスタードを支持する大半の人は「甘すぎず、酸味の少しツンとした感じが好き」と主張。「さっぱりと食べられ、飽きがこない」「子どもでもいけるピリ辛さで大人も満足できる」とその食べやすさも高く評価しているようです。「初めてマスタードを食べたときの衝撃は忘れられない」「ほかでは味わえない独特の味」「とにかくおいしい、クセになる」と、理屈では言い表せない魅力に取りつかれている人も。さりげなく多かったのが「マックフライポテト® にも合う」という意見。「タバスコやすりゴマを足したりする」とソース自体のアレンジを楽しんでいる人もいましたよ。
子どものころはバーベキューの一択だった人が多いという事実も発覚。大体中学生くらいから、そのおいしさに気づき戻れなくなったという経験談が数多く寄せられました。「母親がずっとマスタード派だったので、大人のイメージで憧れがあった。大学生になり、ふと挑戦したら、まんまとハマって!今ではマスタード一筋です」「マスタードのおいしさに開眼したとき、味覚が大人になったと思った」なんて、ハッとさせられるコメントも。ソースひとつで自身の成長を実感できるとは、感慨深いものがありますね。
じつは、マスタード派が口をそろえて言っていたのが「バーベキューは甘すぎる」という意見。ところが、バーベキュー派にとっては「甘さとスモーキーな香りがナゲットによく合う!」「ケチャップとはまた違う特有のコクがたまらない」と、この甘さが好評のようです。逆にいうと「マスタードの酸味が苦手」という人も少なくありませんでした。
印象的だったのが「マスタードも捨てがたいが、小さいころからの思い出の味だから」「昔からずっと変わらない味に心がホッとする」との声。大人の階段を登りながらも、幼心を思い出す食事のひとつとして大切な存在なのですね。子ども向けの味だからこそ、ノスタルジーに浸れる特別なソースなのかもしれません。
ソースの派閥だけではなく、食べ方にもこだわりがあふれていました。圧倒的に多かったのが「ふた口に分けて、ソースを余すことなくたっぷりつける!」というスタイル。またナゲットは各個体でやや形が違うのですが、「丸いナゲットから食べ尽くしていく」「細くなっているほうから食べる」と順番を決めている人もいましたよ。「ナゲットの両サイドはソースをつけて、中間は何もつけずに食べる」という、なんとも細かい食べ順も……。
「家で食べるときは必ずトースターで温めてカリッカリにする!」「フライパンで焦げ目がつくまで焼く」と、テイクアウトならではの工夫を施す人も。すでにカリッとしているナゲットの外側を、カリッカリにしてやろうなんて……ナイスです。
残ったソースをハンバーガーやマックフライポテト® につけるのは、まだまだ序の口。マクドナルドのサイドメニュー「シャカチキ レッドペッパー」のパウダーを振りかけたり、てりやきマックバーガーのタレをつけたりと自由気ままにアレンジを楽しんでいる人も多く見られました。カレー粉やタバスコで味変、ごはんにのせてナゲット丼にしたり、なんと「マックシェイク® バニラにつけて食べます!」という人も。少し驚きですが、甘じょっぱい味でやみつきになりそうです。
せっかくなので、541名のみなさんに食べてみたいソースについても聞いてみました。断トツで多かったのは「スイートチリソース」という声、なんと50名以上が熱望!次いでタルタルソース。梅や大根おろしを使った和風ソースも少なくありませんでしたよ。そのほか、ヤンニョムやハニーマスタードなどの韓国系、激辛や麻辣、わさびに柚子胡椒と刺激を求めている人がちらほら。
通好みなハニーゴルゴンゾーラやアンチョビガーリック、クミン。さらにはウニ、油淋鶏、ねぎ塩レモンと個性豊かです!ピーマン入りのナポリタン、お好み焼き、そばつゆ、焼き肉といった料理を再現するソースも登場。ナポリタンは一瞬ケチャップ……と思ったのですが、具入りがポイントなのですね。なかなか斬新なアイデアがそろいました。
ときには食いしん坊同士の争いさえ起こしてしまう、罪深き「チキンマックナゲット®」のソース。わたしたちにとって馴染み深い存在だけあって、各々の熱い思いを垣間見ることができました。さて、次に食べるときはどちらにしましょう?いつもと違う方を頼んでみたら、新しい発見があるかもしれません……。次回のテーマもお楽しみに♪
文・倉持 美香(macaroni 編集部)写真・横田睦美(macaroni ライター)