米グーグルはスマートスピーカー「Google Home Max」の生産を終了し、在庫も販売が終了したことを米Engadgetに伝えています。
2017年に発売されたGoogle Home Maxは、2基の4.5インチウーファーと2基のカスタムツイーターを搭載するなど音質を重視した設計で、長辺が33.5cmと巨大なスマートスピーカーでした。また当初の販売価格は399ドル(約4万1000円)と、かなり高価でした。
一方スマートスピーカー市場を見回すと、高額製品よりも手軽に導入できる価格帯の製品が人気となっています。米アップルも299ドルのHomePodを発表した後に、99ドルのHomePod miniを投入しています。
さらにグーグルも、音質を重視した100ドルのNest Audioを後に発表するなど、Google Home Maxの位置づけは微妙な立場となっていたのも事実です。
なおグーグルによれば、出荷済みのGoogle Home Maxのサポートは当面継続されます。今後もスマートスピーカーの最適解を探る各メーカーの模索は続きそうです。
Source: Engadget US