これまで
大韓航空側は、アシアナ航空の買収を巡り、「確認されていない」として言及を避けていたが、初めて検討していることを認めた。
これに先立ち、
韓国では、アシアナ航空の債権団を取りまとめる政府系の
韓国産業銀行が、売却先として
大韓航空を検討しているとの報道が相次いだ。産業銀行はこれについて、「様々なオプションの中で検討中ではあるが、確定したことはない」とコメントした。
産業銀行は、
大韓航空を中核とする韓進グループの持ち株会社である韓進KALがアシアナ株を取得し、2社を統合して運営する案を検討しているとされる。
韓国政府は早ければ今月16日に産業競争力強化に関する関係閣僚会議を開き、韓進グループによるアシアナ航空買収を政府レベルで公式化するという。
アシアナ航空を巡っては、今年9月、
韓国建設大手のHDC現代産業開発による買収が事実上白紙となり、債権団の管理下に置かれた状態にある。