記事は、日本と
中国の農村を比較した時の日本の優れている点を紹介。例えば、農産物の価格が高いため収入も高く、
農業の自動化が進んでいて小型
農業機械が普及していると伝えた。
中国の農産物は非常に安く、機械化はあまり進んでいない。
また、日本は農村部でも道路がよく整備されており、ごみ処理施設と下水処理施設があり、道路、電気、水道などはもちろん、スーパーや病院、ガソリンスタンド、体育館など生活に必要なものすべてが揃っていると紹介。しかもそのすべてが税金でまかなわれていて、きれいで近代的な環境のなかで生活できるとうらやましがった。
中国では「ごみの山だらけ」と比較しているが、確かに
中国の農村にはあちこちにごみの山があり、全体的にきれいではないイメージだ。
他にも、農村部でも「福祉がしっかりしている」ことや、各家庭に車がある便利さ、「庭と車庫付きの一軒家」に住めるゆとり、それに大都市と変わらない教育を受けられる「教育の公平さ」などを紹介している。
中国は経済大国となったが、貧富の差は日本人には想像もできないほど大きい。路上で物乞いをしているぼろぼろの服を着た高齢者と子どもの横を超高級車が走り抜けていくといった光景は
中国ならではのものだ。
中国が先進国になるためには貧富の差の解消が今後の課題になるだろうが、農村部の住みやすさという点では、日本を大いに参考にできるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)