12年ぶりの無冠に終わった今季のバルセロナ。2-8の屈辱的なスコアで敗北した先のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のバイエルン戦を契機に再建の動きを強め、新たにロナルド・クーマン監督の下で新シーズンに挑む。
そうしたクラブの変革に向けた動きを受けて現有戦力の整理も取り沙汰され、放出候補の1人として名が挙がるスアレスだが、「カンプ・ノウに残りたいか?」との質問に「イエス」と応えてみせ、こう続けた。
「彼らが僕を信頼してくれるのなら、自分のできる限りを尽くして貢献し続けたい。ここに来て以来、人々のサポートを感じていて、それが貢献し続ける原動力にもなっている」
引き続きバルセロナでプレーしたい思いを口にしたスアレスだが、巷ではバルセロナのストライカー強化に向けた動きが加熱。状況次第でサブに回り得るが、それも受け入れる覚悟のようだ。
「これまでのキャリアで常にそうだったように、ここでサブという立ち位置になっても受け入れる。競争は良いこと。監督がベンチからのスタートを思案するなら、その役割を担うことに何の問題もない。僕はまだまだクラブに貢献できると思っている」
そう語ると、自身が放出リスト入りしたとの憶測についても触れ、「会長は数名の名前を挙げて、何かしらの変革を話しているが、首脳陣の誰からも『僕なしでやりたい』なんて言われていない」と述べ、自身の考えを示した。
「仮にそれがクラブの望むことであるのなら、その担当者が僕のところに直接言いに来たら良いと思う。バルセロナにはもう6年間もいる。彼らが思っていることは僕に言えば良い」
「とにかく、僕はこのクラブでベストを尽くして、今の考えもここで続けることだけにある。でも、クラブが不要だと考えているのなら、決定権を持つ人間と話し合うことに何の問題もない」