「だしの代表格、昆布とシイタケにはうま味以外に食物繊維も豊富。カツオ節には脂質の代謝に不可欠なビタミンB群が含まれます。この3素材が粉末になっただしパックを丸ごと料理に使えばダイエット効果は抜群! そのなかでも、ダイエットに効くお酢と組み合わせた“だし酢”は、夏の万能調味料と言っていいでしょう」
今回は、お酢とだしパックを組み合わせた調味料、「だし酢」の効能と、だし酢を使ったレシピを教えてもらいました。
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「かわだしダイエット」を考案した川島さん
お酢の酸味が解消!食べやすくなってダイエット効果も。はんにゃ川島さんの「だし酢」
「だし酢とは、お酢にだしパックの中身の粉末を混ぜたもの。これがあると料理にもすぐ使えて便利ですよ」
酢は糖質食材と一緒にとることで、血糖値の急上昇を防止。内臓脂肪を減少させたり、腸内環境の改善、減塩効果もあり、だしの食物繊維と組み合わせると、いっそうのダイエット効果が。マリネ、ドレッシング、炒め物のほか、揚げ物のちょいかけにも使えるそう。
●だし酢
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使う前にはよくかき混ぜて
【材料(つくりやすい分量)】
・だしパック(中身を出す) 1パック
・酢 150ml
【つくり方】
清潔な保存容器にだしパックの中身を入れ、酢を注ぎ、よく混ぜる。常温で2週間保存可能。
「だしを混ぜることで酢の風味がぐんとマイルドになり、減塩&燃焼効果もあります。味のしみ込みがよくなって、料理がグレードアップしますよ!」
使う前には粉末が全体に混ざるようにかき混ぜて使いましょう。
続いては、だし酢を使ったレシピを紹介します。
●彩り野菜のピクルス
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【材料(4人分)】
・パプリカ(黄) 1個
・ミニトマト 8個
・キュウリ 1本
・だし酢 1カップ
・砂糖 大さじ2/3
・ローリエ(あれば) 1枚
【つくり方】
(1) パプリカはヘタと種を除き、7〜8mm幅の輪切りにする。ミニトマトはヘタを除く。キュウリはヘタを除き、縦に4つ割りにして5cm長さに切り、種の部分を除く。
(2) 保存容器かポリ袋にだし酢と砂糖を入れて混ぜ、(1)とローリエを入れ、冷蔵庫で3時間億おく。
[1人分31kcal]
●白身魚の南蛮漬け
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【材料(4人分)】
・生タラ(切り身) 4切れ
・塩 小さじ1
・片栗粉 適量
・ナス 2本
・タマネギ 1/2個(100g)
・ゴマ油 適量
・だし酢 大さじ6
・A[砂糖小さじ2、赤唐辛子(輪切り)少し]
【つくり方】
(1) タラはひと口大に切り、塩をふって片栗粉をまぶす。ナスはヘタを除き、1cm幅の輪切りにする。
(2) タマネギは薄切りにし、耐熱ガラスボウルに入れてラップをせずに電子レンジ(600W)で2分加熱する。
(3) フライパンにゴマ油小さじ1を中火で熱し、(1)のナスを両面こんがり焼いて取り出す。あいたフライパンにゴマ油少しをたし、(1)のタラを入れて両面焼く。
(4) 保存容器かポリ袋に(2)、(3)、だし酢、Aを入れて混ぜ、30分おく。
[1人分116kcal]
夏の季節にぴったりなだし酢のほか、オリーブオイルと混ぜた「だしオイル」もおすすめだそう。
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では、だし酢、だしオイルのレシピが掲載されています。ぜひ手に取ってみてくださいね。
<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【川島章良さん】お笑いコンビ・はんにゃのツッコミ担当。祖父は京懐石の料理人で、子どもの頃からだしに親しんで育つ。独自に考案した「だしパックダイエット」で、3か月で12kgの減量に成功し、話題に。だしソムリエ1級、ダイエット検定1級、食育アドバイザーなど健康や食・育児に関する幅広い資格をもち、全国で公演活動を行う。