このため、毎回、手動でウィンドウを非表示しているという人も少なくないと思う。
今回は、このウィンドウを起動時に表示させない方法を紹介する。
●じゃまな右側のウィンドウを消してしまおうPDFファイルは、いまや最も広く活用されているファイルフォーマットの1つだ。官公庁の資料や申請書類、ビジネス関連の文書……等々は、PDF形式のファイルで公開・提供されていることが多い。
このため、PDFファイルを閲覧するツールも、有料/無料を含めてたくさんある。
とはいえ最も広く使われている閲覧ツールは「Adobe Acrobat Reader DC」(以下、Acrobat Reader)だろう。
Acrobat Reader は、PDFの本家であるアドビが提供する無料ツールだけに、パソコンを購入したらまず入れておきたい定番ツールでもある。
筆者もAcrobat Readerを毎日使っているが、長年、ずっと不満に思っていたことがある。それは、PDFファイルを表示したとき、右側に必ず「タスクパネルウィンドウ」と呼ばれるウィンドウが表示されることだ。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/b/9be81cd577eb6e22877966fab14056f3.jpg)
「Adobe Acrobat Reader DC」を起動すると、右側に必ず「タスクパネルウィンドウ」が表示される。
もちろん、起動後にパネルを非表示にすることはできるが、Acrobat Readerを終了して、次回、起動すると、またパネルが表示されてしまうのだ。
パネルのせいでPDFファイルが隠れたり、表示倍率が小さくなったりするので、毎回、パネルを非表示にするのがルーチンになっているユーザーも多いのではないだろうか。
しかし、このパネルは、デフォルトで非表示にすることが可能だ。
以下のように設定すれば、起動時にもパネルは表示されなくなる。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/0/40a55e579654575d8ea9de3e61833e4b.jpg)
任意のPDFファイルを表示したら、右向き三角形をクリックしてパネルを最小化する。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/e/3e9d9ad26e0c61089fe91b31819df5e2.jpg)
右下のボタンをクリックしてパネルを非表示にする。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/1/e1183ee79d4a701678b62f6149e3b712.jpg)
[編集]−[環境設定]を選択する。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/2/425a7fbe4a1d40cd6909ea0c45a0c51d.jpg)
左側のメニューで[文書]を選択し、[ツールパネルの現在の状態を記憶]をチェックして、[OK]をクリックする。
設定は以上だ。
これで、終了時にタスクパネルウィンドウが非表示になっていれば、次回の起動時にも非表示のままになる。逆に、表示してから終了すると、次回の起動時にも表示されてしまうので注意したい。
PDFファイルを見るだけなら、タスクパネルウィンドウは不要だ。
もしも、毎回、手動で非表示にしているなら、これを機会に、ぜひ設定変更をおすすめする。
井上健語(フリーランスライター)