記事は、中国代表MF于大宝選手が数日前にメディアの取材に応じた際「日本や韓国との間に一定の差はあるが、以前言っていたような差ほどは大きくない」と語ったことを紹介した。
そして、于選手が「日本は技術型、韓国はテンポが速い。そして、わが国は全体的なバランスが取れている。日本や韓国に勝てないのは、持ち味を完全に発揮できていないからかもしれない。でも選手たちはみんながんばっている」と述べたことを伝えている。
実際に最も近いところで日本や韓国の実力を感じ取れる中国代表選手の「そこまで大きな差はない」という発言に、中国のサポーターはさぞや心強く感じたことだろうと思いきや、記事によれば多くの中国ネットユーザーは異なる見方をしているとのこと。記事は「よくもまあそんなことが言えるな。E−1選手権でも日韓は真剣に試合をしていたのに、中国代表はまるで散歩。ボールコントロールもパスもできなかったじゃないか」など、日韓との差はまだまだ大きいとの見解を示すコメントを紹介した。
また「そうだ、差は大きくないぞ。韓国の2軍、日本の3軍と戦って3位に入ったのだから」、「実際、フランスやブラジルとも大差はない。試合をしてもたった数点差で負けるだけだし、世界ランクも70位ぐらいの差だから、大した差ではない」といった皮肉たっぷりの意見も見られたとしている。
チームとして結果を残せていない状況で発せられる選手の発言は往々にして「言い訳」あるいは「妄言」と取られてしまう。于の発言に説得力を持たせるには、やはり実力で証明するしかないのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)