ACCSによると、男性は、平成31年4月、講談社「進撃の巨人」第116話と、集英社「ONE PIECE」第328話を
YouTubeに無断アップロードしたとされている。これを熊本県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。男性は、自ら誌面を撮影して投稿していたほか、他の
違法アップロード動画を入手・加工して転載していたと見られ、著作権(公衆送信権・出版権)を侵害した疑いが持たれている。男性は令和元年11月8日に、熊本地検八代支部に送致された。
今回の事件で鑑定・告訴を行った講談社と集英社は、「携帯端末のみで簡単に動画を投稿できるため、安易に違法投稿をしてしまう傾向にあるようだ。著作権侵害として刑事事件の対象となるため注意して欲しい」と注意喚起している。
YouTubeへの違法と見られる漫画アップロードは後を絶たず、対策が叫ばれ続けているものの、未だに
YouTube内を検索すれば容易に見つけることができる。
YouTubeには漫画をスライドショー形式に加工した動画がいくつもアップロードされており、すべてが公式による投稿とは思えない。動画には広告も貼られており、金銭目的で違法アップロードされた漫画という恐れがある。(画像にはモザイクをかけています)