グループステージ3連敗中のアタランタが、サンシーロにグループステージ3連勝中のシティを迎えた一戦。
前回対戦で5失点を喫したアタランタは、以降のセリエAでは直近のカリアリ戦で0-2の敗戦を喫するなど、1勝1敗1分けと苦戦が続く。CL初勝利を目指す今回の一戦に向けては先発2人を変更。ムリエルとゴセンズを起用。
一方、直近のサウサンプトン戦を2-1で勝利し公式戦5連勝中のシティ。勝てばグループステージ突破の決まる一戦に向けて、サウサンプトン戦から先発を5人変更。アグエロやシルバ、ウォーカーらに代えてガブリエウ・ジェズスやマフレズ、オタメンディらを先発で起用した。
試合は早い時間に動く。シティは7分、ベルナルド・シウバのパスをボックス中央から左斜めに走り込んだガブリエウ・ジェズスがヒールで落とすと、これを受けたスターリングがゴール右にシュートを流し込んだ。
その後は膠着状態が続いたが35分、シティはバイタルエリアでガブリエウ・ジェズスとスイッチしたマフレズがボックス内までドリブルで持ち込みシュート。しかし、これは相手GKの好セーブに阻まれた。
主導権を握りながらも追加点が遠いシティだったが、再び39分にチャンス。デ・ブライネのスルーパスで抜け出したスターリングがボックス左手前でトロイに引き倒されFKを獲得。スターリングの直接FKは相手の壁に当たるも、VAR検証で壁に入ったイリチッチの手に当たっており、シティがPKを獲得。しかし、ガブリエウ・ジェズスの狙いすましたPKはゴール左に外れた。
迎えた後半、筋肉トラブルでエデルソンからGKをブラーボに代えたシティに対し、立ち上がりから攻勢をかけたアタランタは49分、左サイドのスペースへ供給されたパスを拾ったアレハンドロ・ゴメスが縦への仕掛けからクロスを供給。これを中央に走り込んだパシャリッチがゴール右にヘディングシュートを突き刺した。
一進一退の攻防が続く中、シティは73分にガブリエウ・ジェズスを下げてアグエロを投入。しかし、86分にアレハンドロ・ゴメスのスルーパスに抜け出したイリチッチを飛び出したGKブラーボがペナルティエリア外でファウル。これにレッドカードが提示されてしまい、すでに控えGKを使っていたシティは、マフレズを下げてキーパークローブを着用したウォーカーをピッチに送り出した。
数的有利かつ相手GKが本職ではなくなったアタランタは攻勢を強めたかったが、試合巧者のシティが落ち着いた試合運びで時間を消費。結局、試合はそのまま1-1の引き分けに終わり、シティのグループステージ突破は次節以降にお預けとなった。一方、ホームで引き分けたアタランタは、CL初の勝ち点を手にした。