ニューストップ > IT 経済ニュース > Webニュース
新R25
「移動と選択」を制するものは、Excelを制する
Excelのほとんどの操作は?移動→?選択→?命令の工程で成り立っています。一般的にショートカットといわれるものは、?命令のことを指します。しかし実はExcel操作の半分を占めるのは、その前の工程である?移動と?選択なのです。このことは、Excelがかなり得意な人でも見落としているケースが多いです。ショートカットをたとえ100個覚えようとも、1000個覚えようとも、セルの選択の操作にマウスを使っている限り、Excel操作はなかなか速くなりません。リスト作成やデータクレンジング(データ整理)など、Excelではさまざまな目的で資料を作成・加工しますが、すべての操作をキーボードで行う場合、操作の約半分は「セルの移動とセルの選択」、残り半分が「命令」です。「セルの移動と選択」を制するものは、Excelを制するのです。
セル移動を高速化するExcelコマンド集
「Ctrl」&「↓」で矢印方向にワープ。
「データ入力」→「Enter」を繰り返せば、上から下へスムーズに入力。
「データ入力」→「Tab」を繰り返せば、左から右へスムーズに入力。
「Ctrl」&「PgDn」で右のシートに移動。
セル選択を高速化するExcelコマンド集
「Ctrl」&「Shift」&「↓」で、矢印方向に一斉選択。
「Ctrl」を押しながら「Space」で列を一斉選択。
「Shift」を押しながら「Space」で行を一斉選択(半角モードで)。
「F2」でセル内を編集モードにできる。
表作成に便利なExcelコマンド集
すべての操作の土台である基本動作についてはこれまでお伝えしてきましたが、ちょっとした工夫や知識を応用することで作業効率が高まる便利技がたくさん存在します。そのテクニックを紹介していきます。
「Alt」+「M」+「U」+「●」+「Enter」で集計関数を記述可能。
「Ctrl」&「D(Down)」で下にコピー。この「Ctrl」&「D」の便利なところは、いちいちコピー、貼り付けをしなくても操作一つでコピーが完了するところです。最初は「Ctrl」&「C」などでついついコピーをしたくなりますが、貼り付けの操作は不要ですので、そのまま「Ctrl」&「D」とだけ押してください。今度は右にコピーするショートカットを学びましょう。性質は「Ctrl」&「D」とまったく同じです。
「Ctrl」&「R(Right)」で右にコピー。
「Ctrl」&「;」で本日の日付を入力。「Ctrl」&「:」で現在の時刻を入力。
「Alt」+「I」+「C」で列が挿入される。
「Ctrl」&「−」で削除ボックスを出す→「C」で列を削除
「Alt」+「I」+「R」で行を挿入。
「Ctrl」&「−」で削除ボックスを出す→「R」で行を削除
「Esc」でボックスを閉じることができる
『神速Excel』のコンセプトは、「Excelをブラインドタッチせよ!」。内容をマスターすれば、マウスすら使わず、まるでキーボードをブラインドタッチするかのようにExcelを操作できるようになるそうです。さらに、同書は、Excel技術を効率よく学べる「ダウンロード教材」つき。ぜひ同書をフル活用して、Excelショートカットを最速で身につけましょう!