Googleの広告配信サービス「Google AdSense」が、
iOSおよび
Android向けに提供している専用
アプリを2019年内に廃止する予定であることが公式ブログ上で発表されました。
Inside AdSense: Upcoming changes to the AdSense mobile experience
https://adsense.googleblog.com/2019/07/intention-to-deprecate-apps.html
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/8/18628_88_06ccc2cc8fd2e4dff2a08d593b28593b.png)
Google killing AdSense for
Android and
iOS this year - 9to5Google
https://9to5google.com/2019/07/15/google-killing-adsense-apps/
Google AdSenseのプロダクトマネージャーを務めるAndrew Gildfind氏によると、Google AdSenseユーザーの約70%がモバイルデバイスからウェブを利用しているそうです。レスポンシブデザインに対応したモバイル向けのウェブサイトや、Googleの提唱する待機時間なしモバイルページを表示可能となる「AMP」、さらにはモバイル用のウェブサイトを
アプリと同じように表示する「PWA」など、技術の発展によりモバイル端末によるウェブサーフィンはこれまで以上のスピードで動作するようになっています。
そのため、「ユーザーにとってモバイル端末からGoogle AdSenseをチェックできることはとても重要なことであると理解している」とGoogleは記しています。実際、Google AdSenseユーザーの3分の1以上がモバイル端末からGoogle AdSenseにアクセスしており、そのため、モバイルユーザーのユーザーエクスペリエンスを向上させることはGoogleにとっても重要なことであるそうです。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/c/bc2f1_88_8fbb8d04eca6c9f525439eefd4ed4938.png)
Googleはアカウントの健全性を維持しながら、ユーザーが優れたコンテンツの作成に集中できるようにすることが重要であり、そのための問題や機会に気づくための役に立つツールとしてGoogle AdSenseが機能することを目指しているとのこと。
その上で既存のGoogle AdSense
アプリを見直した結果、モバイル戦略を見直す必要性に気づいた模様。Googleは「すべてのプラットフォームをサポートする共通のウェブ
アプリケーションに投資することで、モバイル向けに最適化されたGoogle AdSenseの機能を、現在よりもはるかに素早く提供できるようになるはず」と、Google AdSense
アプリの抜本的な見直しを宣言しています。
それに伴い、Googleは2019年後半にもGoogle AdSenseのモバイルウェブインターフェースの改善を発表し、今後数か月以内に
iOSおよび
Android向けに提供されているGoogle AdSense
アプリが廃止となる予定も明かしました。既存のGoogle AdSense
アプリは2019年内に
アプリストア上から削除される予定とのことです。