カッツェンバーグ氏は、脚本は2001年の映画『A.I.』以来の
スピルバーグ本人による書き下ろしですでに6話ほどができあがり最終的に10〜12話になること、タイトルが『Spielberg's After Dark』になるだろうことを明らかにしました。
直訳すれば"日没後"となるタイトルが示すとおり、この番組は再生するモバイル機器の時計機能を利用して、夜の帳が下りて以降の時間帯でないと再生はできません。また夜明けが近づくとカウントダウンが表示され、日の出とともに再生が止められます。
Quibiはモバイル向けの動画ストリーミングサービスであるため、屋外、電車などで移動中やカフェなどでも視聴できるよう、エピソードの尺はおよそ7〜10分のショートムービー程度で製作される予定。料金体系は2段階で、広告なしプランが月額8ドル、広告ありが月額5ドルになる予定。現在、8つの"スーパープレミアム"なプロジェクトを用意しているほか、アニメ作品や脚本を用意しない行き当たりばったりの作品、ニュースなど125ものコンテンツが毎週追加されていくとのこと。
予定される作品の出演や製作には
スピルバーグ監督のほか、スティーブン・ソダーバーグ、ギレルモ・デル・トロ、サム・ライミ、アナ・ケンドリック、ローレンス・フィッシュバーンらの名前もあり、たしかに"スーパープレミアム"な作品の登場も予感させる層の厚さを感じさせます。
肝心のサービス開始時期は、QuibiのCEOを務めるメグ・ホイットマン氏によると2020年4月6日の開始が目標とのこと。ともすればちょっと手のこんだ企業CMの連続みたいになりそうな気もしないでもないQuibiのフォーマットですが、評価はサービスがスタートしてからにしたいところ。日本での展開も是非お願いしたいものです。