動画はプラ製品が川から流れ、海で砕かれていく過程を再現した(写真上)。小さなプラゴミを魚が食べるといった影響を指摘(同下)。
その魚を人が食べても今のところ健康被害はないが「これから問題になるかも」と、海のプラゴミが増え続けることに警鐘を鳴らすストーリーだ。
富士通環境戦略部の山田真理子部長は「まず問題への認識が必要。アニメ動画だと視覚的に訴え、分かりやすく伝えられる」と狙いを話す。監修した東京農工大学の高田秀重教授、一般社団法人「JEAN」からは「プラスチックは有用な材料であること」を伝えつつ、「海洋プラはすべての人が関係する問題」と指摘するように指導されたという。その助言も動画に描かれている。山田部長は「絵の細部にもこだわったので、多くの人に視聴してほしい」と話す。動画はユーチューブで閲覧できる。