米国特許商標庁(USPTO)から認可された今回の特許は、2015年に出願されたもの。ディスプレイの片方は透過度が調整可能で、もう片方は半分が透過しもう半分がバッテリーなどにより透過しない構造です。
このような透過ディスプレイは、端末を折りたたんだ時に便利に使えます。そして上のイラストのように、その表示を内側からも外側からも確認できるのです。韓国サムスンの折りたたみ
スマートフォン「Galaxy Fold」は確認用のサブディスプレイを搭載していますが、この特許内容ならサブディスプレイは必要ありません。
実際にこのような折りたたみ
スマートフォンは実現可能なのかが気になるところですが、LGは丸められる有機ELディスプレイだけでなく、透明な有機ELディスプレイも過去に展示しています。これらを
スマートフォンサイズに小さくするには技術的なチャレンジがありそうですが、まったくの夢物語というわけではなさそうです。
LGは2019年2月の段階では「折りたたみ
スマートフォンを投入するのは次期早々だ」と表明し、かわりにセカンドスクリーンをケースで追加する「V50 ThinQ」を発表しています。同社の折りたたみ
スマートフォン第1段が透明なスクリーンを搭載するのかどうか、ちょっとだけ期待してみるのも面白そうです。