「セ・リーグにもってこいのピッチャー」と、オリックス・バファローズからフリーエージェント移籍した西勇輝に期待した一方で、ブルペンを取材した川上氏が驚いたのが、高卒3年目の20歳・才木浩人。昨年初勝利を挙げ、後半は先発ローテの一角として活躍し、さらなる成長が期待されている。
特に川上氏が評価したのが、ボールの球威・キレだ。川上氏は「キャンプが始まったばかりで140キロ後半くらいのスピードが出ている」「ボールの回転数が多そうできれい」と称賛。先輩・藤川球児のようなストレートのキレを感じるとたたえた。
さらに、川上氏は才木の投球フォームに「ゆっくりしたフォームからだんだんインパクトに向かって加速していく。投げた後も足を蹴って強く出力する」とコメント。「すごく理想のフォーム」「センスを感じる」と絶賛する。
加えて、川上氏はブルペンでもクイックモーション、首の振り方、セカンドランナーや一塁ランナーを意識し、試合さながらの練習をしている才木に「高校出て3年目の選手のわりには出来上がっている。賢さを感じる」と賛辞を続けた。
川上氏は「いろんなバリエーションを入れながらブルペンで投げて、さらにそれでも強いボールを投げられていることに、シーズン中でも活躍できると感じた」とコメント。「ローテーションに食い込んで1年間活躍しそうな予感」と高く評価する。
才木について「良い意味で本当にピッチャーらしい性格」と述べた矢野燿大新監督は、「チーム内での競争はめちゃくちゃ激しくなってきたので、そこが刺激できれば。特にピッチャーがウチは大事なので」と、投手陣が切磋琢磨して互いを高めることを期待した。
一方、才木自身は「課題を言ったらキリがない」としたうえで、「去年は途中からだったので、今年は最初から最後まで1軍でプレーできるように」と意気込んだ。