日本トイレ研究所が2017年に発表した(PDFファイル)調査結果によると、トイレに関する困りごとには性差があることが判明していて、女性の方が男性よりも付属器具やトイレットペーパーへの関心が高い傾向にあるそうです。そんな中、「男性の家のトイレで見かけた一番珍妙なものってなんですか?」とjodieさんがTwitterで世の女性に問いかけたところ、記事作成時点で1万2000件以上のリツイートと5万件以上のいいねを集め、雑過ぎるトイレットペーパーの置き方から意図不明な飾り付けまでさまざまなトイレ画像が集合して話題となっています。
Twitter thread explores questionable ways men decorate their bathrooms
https://mashable.com/article/men-bathroom-creative-gross-toilet-paper-thread/
実際にjodieさんがツイートした画像がコレ。ラバーカップの柄になぜか髪をとかすクシがテープで固定されています。トイレの詰まりを直しながら髪をセットしたい時にはお役立ちなのかもしれませんが、そういった機会はなかなかなさそうです。
◆トイレットペーパーの置き方
大仏と観葉植物とキャンドルとトイレットペーパー。わびさびを感じる置き方ですが、まるで大仏にトイレットペーパーをお供えしているようにも見えます。
道路工事用のパイロンに突き刺さった工事業者の看板をトイレットペーパーのホルダー代わりに利用しています。そもそもなぜパイロンや看板がトイレにあるのか、一体どこから持ってきたのかは謎です。
トイレットペーパーを交換する手間を惜しんだのか、空になったトイレットペーパーの芯の上に雑然と置かれたトイレットペーパー。さらによく見てみるとホルダーの軸が歯ブラシになっているという、ツッコミどころが多すぎる1枚。
トイレットペーパーホルダーがないなら作ってしまえとばかりに、鉛筆と洗濯ばさみとダクトテープで作ってしまったホルダーがコレ。少しばかりのDIY精神が感じられますが、他にもう少しやりようがあったのではという疑問も湧きます。
もはや「トイレットペーパーの芯に軸を通す」という概念すらも無視した斬新過ぎる補充方法。「必要な分量の紙を巻き取って使う」というトイレットペーパーの利点を徹底的につぶしています。
◆トイレに常備しているアイテムの数々
ボロボロになるまで使い古された歯ブラシ。もはや歯ブラシの毛の半分以上が失われてしまっています。ここまで使い潰された歯ブラシでちゃんと歯が磨けているのかは不明です。
「これは一体何?」というつぶやきと共に投稿されたのは、ボロボロになった歯ブラシが刺さったビールの空き缶。歯ブラシスタンドを買う手間を惜しんだのか、その見た目は完全にビール缶のままですが、縁の部分が内側に折り込まれているところから「使う者を傷つけない」という細やかな気遣いが感じられます。
使っていた男性に何があったのか「これがおまえの望んだことか」というメッセージと共に、バキバキに破壊されプラスドライバーが深々と突き刺さった電動歯ブラシの姿。修理しようとしたにも関わらずうまくいかなくて自暴自棄になってしまったのでしょうか……。
便器の前に置かれている折りたたみ椅子。「ゲストシート」というツイートが添えられているあたり、使用中のトイレに客を迎える状況を想定した設備なのかもしれません。
「用を足しながら食事をする」という非常に行儀の悪い男性が多いのか、トイレに食べ物を常備していたり放置していたりするケースもちらほら見受けられました。本来であればトイレットペーパーや洗剤を常備しておく戸棚にマシュマロやシリアルが常備されています。
朝の忙しい時に身支度を調えながら朝食を取るためなのか、大量の食パンとジャムの大瓶が洗面台に置かれています。
以下の画像では、なぜかカニの爪が洗面台に放置されています。「カニを食べながら顔を洗った」という状況でなければカニの爪が置かれている説明はつきそうにないですが、真相は謎です。
◆独特過ぎる飾り付け
無機質なトイレを少しでも明るく飾り付けようと、ポスターや人形を置く人もいます。たとえば以下の画像では、女性モデルのグラビアが雑誌から切り取られてトイレの壁に貼り付けられています。女性モデルがこちらにカメラを向けているため、まるで用を足している途中を撮影されているような気分になりそう。
第35代アメリカ合衆国大統領を務めたジョン・F・ケネディの写真を額縁に入れてトイレに飾っています。トイレの持ち主はきっとケネディのファンなのかもしれません。
また、芸術性の高い彫刻を飾る人も。ツイートしたAlexisさんによると、バスルームの片隅に置かれたこの作品は、利用者から「The Mother(母)」という名で呼ばれていたそうです。荘厳な雰囲気を持つ彫刻ですが、足元には脱ぎ散らかした衣服がそのまま放置されています。
バスルームのシャワーカーテンに大きくプリントされているのは、俳優ニコラス・ケイジの顔。用を足している横でニコラス・ケイジが優しくほほえむというファンにはたまらない空間が演出されています。
トイレットペーパーの横に手作りの立て看板が置かれています。ピーナツを模したデザインのようですが、一体何のキャラクターなのかは不明です。
男性の家でトイレを借りてドアを開けた瞬間に「バービー人形を縛り上げて額縁に固定し貼り付けている飾り」が目に飛び込んできたらと思うと、かなり恐ろしいものがあります。画像を見た人からは「シリアルキラーの家では?」「『トイ・ストーリー』の悪ガキを思い出したよ」というコメントが寄せられていました。