思わず苦笑いを浮かべた森保監督だったが、「どうぞ」と手を差し出して電話に出るよう促し、報道陣の笑いを誘った。「質問(の内容)が飛びそうになっているが……」と冗談交じりに口を開き、「選手たちがどういう姿勢を持って練習に臨んでくれるかを見ていたが、緩むことなく、これまでやってきたことをベースにしながらも、さらに上を目指そう、成長しようとやってくれている」と、選手たちの姿勢を評価した。
森保ジャパン初陣となった9月11日のコスタリカ戦(○3-0)を皮切りに10月12日のパナマ戦(○3-0)、同16日のウルグアイ戦(○4-3)と無傷の3連勝。それでも「過去の結果が11月のキリンチャレンジカップでも勝たせてくれるという保証にはならない」と言い切る指揮官は「選手たちも10月までは10月までとして、ベネズエラ戦でいい戦いをする、チャレンジする、トライするという姿勢を練習から見せてくれた。個の良さを出すところと、チームとしての戦いのクオリティーを上げていくところ。言葉で言うのは簡単だが、両方の部分をさらに積み上げていけるようにトライしてほしい」と要求した。
(取材・文 西山紘平)