今シーズンから指揮を執る
マウリツィオ・サッリ監督は、1994年にノッティンガム・フォレストでフランク・クラーク監督が樹立したプレミア初年度の開幕連続無敗記録を更新したかたちだ。
英紙『Telegraph』によると、サッリ監督は試合後に「とても誇らしい。クラブや選手たちに感謝しなければいけない。スタッフにもね。ただもちろん、勝点3のほうが良かった」と、勝利を逃したことを悔やんだ。
首位のマンチェスター・シティや2位リバプールとともに無敗を保つ
チェルシーだが、サッリ監督は、「現時点でシティとリバプールの平均勝点は非常に高い」と、両チームとの間には小さくない差が存在することを強調している。
「彼らは勝点100ペースだと思う。だから、彼らの近くにとどまるのは非常に難しい」
シティとリバプールに食らいついていくうえで、改善点のひとつとなるのが、試合への入り方だ。英衛星放送『BBC』によると、サッリ監督は「試合へのアプローチの問題を解決しなければいけないと思う」と話している。
「ここ2〜3試合、適切なアプローチで試合に臨めていないからだ。序盤はきまってボールの動かし方が遅く、それによって相手が守りやすくなり、我々が危険を与えることができなくなったんだ」
チェルシーが前回、開幕から12試合連続無敗を記録したのは、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で優勝した2014-15シーズンのことだった。翌シーズンにモウリーニョ監督を解任した
チェルシーは、2016-17シーズンにアントニオ・コンテを招いて王座を奪還している。
昨シーズン限りでコンテと袂を分かち、今シーズンからサッリを監督に招聘した
チェルシーは、指揮官が指摘する問題を克服し、ふたたびプレミア制覇を成し遂げることができるだろうか。