■皆さんも宇宙に行くことができます株式会社 SPACE WALKER 代表取締役 CEO 大山よしたか氏
「日本初の有人宇宙飛行を目指して、僕らは研究を進めています。この研究が進めば、皆さんも宇宙に行くことができます。宇宙は凄い遠いとか、限られた人だけのものだと思っていますけれど、僕らの研究がうまく行けば、皆さんを宇宙に連れて行くことができると思っています。」
これまで宇宙に行くためには、特別な訓練を経て宇宙飛行士に選ばれなければ実現できなかった。
「一般の人でも、誰でもが、宇宙に行ける」
これは、誰もが夢みている世界だ。

株式会社 SPACE WALKER 代表取締役 CEO 大山よしたか氏
SPACE WALKERのスペースプレーン最大の特徴は、有翼である点だ。
株式会社 SPACE WALKER 代表取締役 CEO 大山よしたか氏
「ミサイル型の延長ではなく、飛行機の延長のロケットを作ることによって、安全性を担保できると思っています。」
会場には、有翼のスペースプレーンの模型が陳列されていた。

前から見たスペースプレーンの模型

後ろから見たスペースプレーンの模型
■日本の技術を結集して、スペースプレーンを開発株式会社SPACE WALKERファウンダー 米本浩一氏は、九州工業大学の教授で航空宇宙工学の専門家でもある。
長年、有翼ロケットの開発を続けている。
九州工業大学の「有翼ロケットプロジェクト」は
・2005年のモデルロケットの打上げ
ここから始まり、規模を年々拡大しながら飛行実験が繰り返してきた。
その実績が今回のスペースプレーン開発に繋がっている。
株式会社SPACE WALKERファウンダー 米本浩一氏
「日本の技術を結集して、SPACE WALKERが目指すスペースプレーンの開発を、ここに立ち上げます。」
同社はスペースプレーンの開発にあたり、
・国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携 覚書(事業コンセプト検討)
・国立大学法人九州工業大学と共同研究契約
・株式会社IHI、株式会社IHIエアロスペース、 川崎重工業株式会社と支援や協力等に関する覚書を締結
これらの機関と連携、協力して開発を進める。
それぞれが持つ技術を集結して、スペースプレーンを製造しようというわけだ。

株式会社SPACE WALKERファウンダー 米本浩一氏
プロダクトのロードマップは、
・2021年 サブオービタルプレーン(科学実験)
・2023年 サブオービタルプレーン(小型衛星打ち上げ)
・2027年 スペースプレーン(宇宙飛行)
と段階を踏んで開発を進めて行く。
2027年に飛ばすスペースプレーンは、
・乗員2名
・乗客6名
となっており、日本初の有人での宇宙旅行を目指している。

左からサブオービタルプレーン(科学実験)、サブオービタルプレーン(小型衛星打ち上げ)、スペースプレーン(宇宙飛行)
当面は関係各方面と協力しながら第一段階として、
・2021年に科学実験を行うサブオービタルプレーンの製造に注力する。
課題は
・法整備
・資金調達
・人材
これらの課題に対し。関係各社と協力しながら、クリアしていくとしている。
気になる宇宙旅行の費用だが、現時点では検討段階であり、まだ決まってはいないという。
ただベンチマークとするのは、米国ヴァージン・ギャラクティック社であることから、25万米ドル(約2500万円)くらいの費用は掛かりそうだ。
果たして、2027年に、日本でも誰もが宇宙に行ける時代が到来するのか。
民間による有人宇宙飛行を目指す「SPACE WALKER」の今後の活動に注目して行きたい。
ITライフハック 関口哲司