メキシコの70歳女性が第8子を妊娠中 高齢者出産で世界記録なるか

メキシコのシナロア州マサトランに暮らすマリア・デ・ラ・ルズさん（70歳）は7人の子を持つ母親だが、なんと8人目を妊娠中ということで話題になっている。

現在は妊娠6か月のマリアさんがどのようにして妊娠したのかという詳細は明らかにされていないが、本人が妊娠に気付いたのは3か月経った頃という。

「脚が痛くて嘔吐したりめまいも感じたの。プライベートクリニックや公立病院に行って10回は超音波検査をしてもらったわ。医師らも私の妊娠に信じられないようだった。女の子だって言われたわ。」

高齢のため7月18日に帝王切開での出産を予定しているマリアさんだが、彼女の子供たちの数人は、今回の妊娠を素直に喜べず「妊娠するには高齢すぎる」と話しているもようだ。

マリアさんが無事に出産すれば、最高齢の出産記録として世界一になる。いまのところ、2006年12月にスペイン人女性のマリア・デル・カルメン・ボウサダ・デ・ラーラさんが66歳と358日で双子男児を帝王切開出産したことが、IVF（体外受精）による最高齢出産者としてギネスブックに登録されている。だがこのスペイン人女性は、カリフォルニア州のクリニックで自分の年齢を偽っていたことを後に認めた。双子男児はそれぞれ1.6kgという低出生体重児で生まれたが、それから2年半後に母親ががんで死去したため孤児になってしまった。世間からは「身勝手で無責任」という非難の声もあがっていたようだ。

記録保持者以外にもインドで70歳を超えた高齢者出産が報じられているが、いずれも年齢を明確に証明できず最高齢出産者としては正式に認定されていない。しかし2016年4月にはインドのパンジャーブ州で72歳の女性が、IVF治療を経て初の息子を授かったというニュースがセンセーショナルに伝えられていた。

今回のメキシコ人女性のニュースを知った人からは、「そんな高齢で妊娠するなんて愚かで身勝手としか思えない。子供のことを全然考えてないじゃないの」「70歳にもなってなんで子供がほしいと思うんだろう」「こんなに高齢での出産は法律で禁じるべきだと思う」「超音波の写真が赤ちゃんに見えないんだけど。普通6か月だったら形がわかるでしょう？　腫瘍かなんかじゃないの」といった声があがっている。

画像は『Metro　2018年5月21日付「‘Pregnant’ woman, 70, claims she’s going to be the oldest mother in history」（Picture: CEN/La Republica）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）