そこで千葉側で対応した町田は「それはまずいかも」と答えたとのこと。近藤直也の欠場でキャプテンマークを代わりに巻いた10番も、指摘されるまで気に留めていなかったようだが、
Jリーグ側に許可を取り、主審が赤の審判着に着替える異例の形となった。
町田は主審とのやり取りを即座にチームメイトにも伝えたが、動揺は見られなかったという。「早くやりたい気持ちもあったし、みんなからもその想いが伝わってきた」と選手たちのモチベーションには影響しなかったようだ。
前半は主審だけがカラーを変更したため、線審は千葉と同色のものを着用していたが、そこに関しても問題はなかったそう。後半は無事に、審判団全員が赤のユニホームを着用し、何事もなく試合は進められた。
ハプニングに見舞われた一戦はスコアレスドローで終了。予期せぬ事態にスタジアムもざわついたが、選手たちはいたって冷静だったようだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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