主要トレンドを日本でみると、グローバルと同様に「FCV」が70%でトップ。一方、グローバルで3位だった「EV」は30%となり、前回の1位から8位に転落した。
調査結果を発表したKPMGコンサルティング(東京都千代田区)の奥村優パートナーは「業界関係者は、すでにEVの次の展開に関心があるのではないか」と分析する。
パワートレーンの動向では、グローバルと日本の双方で約半数がディーゼルエンジンの今後に否定的な見方をしている。グローバルでは50%が、日本では46%が「ディーゼルエンジンに未来はない」と回答した。
40年のパワートレーン別シェアは、内燃機関エンジンが3500万台、ハイブリッド車(HV)が3400万台、EVが3700万台、FCVが3500万台と、おおむね均等な回答となった。奥村パートナーは「関係者も絞り込めていないのが本音だろう」とする。
調査は17年9―10月に、世界の完成車メーカーやサプライヤーなどの自動車関連企業の幹部レベル907人を対象に実施した。このうち日本企業は50人だった。