所有者は以前、2件のオークションハウスにこの作品を持ち込んだものの、どちらからも受け取りを拒否されたという。彼女はこの水彩画を手元に置いておく気はなくNIODに寄贈する意向を示しているが、このことはNIODにとって非常に喜ばしいことであったようだ。NIODの研究員Gertjan Dikken氏は、今回の発見及びNIODへの寄贈は歴史的大事件だとし「今後NIODは、我々が知る限りオランダで唯一のヒトラーの作品の所有者となります」と話す。またNIODの所長Frank van Vree氏も「この作品がナチスの物としてオークションで競り落とされなくて本当に良かった」と語っている。