その会場は、主演作のPRイベントだったが、途中に脱線。「今夜・土曜20時の放送を…」とバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の名前をカムフラージュしながら宣伝する一幕があった。
イベント終了後においても「思いを伝えたかったから」と理由を話し、別途にあった映画の宣伝タイムにも、再び「めちゃイケ」をPR。番組への恩義を忘れずにいた。
同番組への思いを改めて尋ねると「私の歴史だから」と紗理奈。「私を有名にしてくれた。そして、
鈴木紗理奈というキャラクターを世に出してくれた」と感謝の気持ちを表した。
「一番悔しい思いをしたり、一番泣いたりもしたし、一番厳しい番組でもありました。芸能界は『そんな甘い所じゃなく、こんなところやぞ』っていう世界と、しがみつくための信念を教えてくれました」
▼ 映画イベント中に「めちゃイケ」を宣伝…「私の歴史だから…」
鈴木紗理奈「そして今回、めちゃイケを22年やってきたこと、そこから"大阪の女"という世間の方の認知のお陰で頂いた役柄でもあります。だから、全ての私に紐づく流れだったと思います」と口にしていた。
紗理奈の主演作は、実話に基づく人間ドラマ。阪神淡路大震災から半年後の兵庫県西宮市が舞台となっており、難病の娘と、認知症とうつ病を併発する母にはさまれながらも、度重なる試練を乗り越え、ひたむきに生きる姿が描かれる。
単館系の公開作品ながらヒットの兆しもある。現在60館を超えており、今後も増える予定もある。
▼ 映画「キセキの葉書」初日舞台あいさつにて
(左から)鈴木紗理奈、ジャッキー・ウー監督▼ 映画「キセキの葉書」予告映像
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