冒頭のあいさつで、制作にあたった磯氏が「(竹野内と麻生の)二人をキャスティングできたのは、幸運でした」と喜んだ。
竹野内のオファーについては「主人公の役どころが、偏屈で情けない数学教師。竹野内さんにお願いしていいのかなぁーと思うところで、快諾をいただいて、本当に良かった」と説明。
相手役の麻生を選んだこと、「麻生さんに関しては、去年放送したドラマ『奇跡の人』が非常に好評で、今年のドラマ界の賞を総なめしていると伺っています。我々、業界の中で、一緒に仕事をしたい女優の1人だと思っています」と特別視していたという。
その他に、選考にあたっては「脚本を手がけて頂いた大森(美香)さんからも、『とにかく声が素敵な人を揃えて欲しい』と事あるごとに言われていまして…、竹野内さんと麻生さんにご出演して頂けて、本当に良かったと感謝しております」と改めての気持ちが伝えられた。
声にも、こだわりが持たれたのは、ドラマの舞台となるのが、静かなブームとなっている"朗読教室"だから。実在する教室を取材をし「そこでは、ストレス発散をしたいOLさん、部下とうまく付き合えない管理職の方、声優志望の女の子など、多様な人たちが集まっていることに気づいた。声を出して話すことに飢えている人たちが、意外と多いことが分かりました。こうした現実を巧みに切り取って、楽しいドラマに仕立てています」と磯氏がコメントした。
会見には、姿がなかったが、演出を担当した笠浦友愛氏によるアピールもあった。
「ことばと声が持つ独特のデトックス効果を体験できるロマンチックコメディでもあります」
ドラマ「この声をきみに」は、9月8日よる10時に総合テレビでスタート。(48分・連続8回)
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