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東京カレンダー
「50年も前に、よく作りましたよね」。3代目の吉原出いず日ひ氏が言うように、およそ、とんかつ屋とは思えない、“さらし”の厨房も見事。衣をつける、揚げる、切る、皿の準備をする、かつを盛る、提供する、すべての仕事に担当する職人がおり、皆、黙々と己の役割に徹している。その様子を眺めながら揚がるかつを待つ時間もまた至福。「隠し事があるとするなら、2代目が自宅で作るソースのレシピぐらい。私も未だ知りません(笑)」
潔癖としか言い様のない空気感も素晴らしく、店内に響くのは「いらっしゃいませ!」「はい、ヒレ1枚!」という職人たちの清々しい声と、あとは、揚げ鍋から溢れる、ジワジワジワという油の音のみ。「温度を一定に保つため、ひとつの鍋で一度に揚げられるかつは14、5枚が限度なんです。だから、鍋は5つあって、順番に使っています」長く愛されるには理由がある。今日もそこに『とんき』があるという安堵感は何ものにも代え難い。
同じ値段で持ち帰りもでき、暖簾分けした店舗の看板も描かれた紙で包んでくれる。気分は昭和のお父さん
この地で50年。定食も単品もロース、ヒレ、串かつの3メニューだけで勝負。1階が厨房とカウンターですべてがピカピカに磨き抜かれた様も魅力を語る上で外せない要素だ。2階にはテーブルと座敷があり、こちらでは1階にはない生ビールや焼酎も!
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