ニューストップ > スポーツニュース > 日本代表ニュース
FOOTBALL ZONE
レスターは司令塔マフレズがPKで同点に追いつくチャンスを外して1-2負けを喫したが、相手の名将ペップ・グアルディオラ監督はレスターの戦いぶりとともに侍ストライカーも称賛している。地元紙「レスター・マーキュリー」が報じた。
レスターが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏4位以内を目指すシティを追い詰めた。
0-2とレスター劣勢で迎えた前半42分、侍ストライカーが一世一代の美技で決めた。左サイドのMFマーク・オルブライトンが右足でゴール前へクロスを送ると、ゴール前でフリーになった岡崎が体をひねりながら左足一閃。高速ボレー弾はゴール右隅に突き刺さった。
後半31分にはシティのエリア内でDFクリシーからファウルを受けたリヤド・マフレズはPKを獲得。自らキッカー役を務めたが、キック直前で滑った軸足でもボールに触れてしまい、二度ボールに触ったためゴールは無効とされた。
同点の危機を辛くも乗り切ったグアルデォラ監督は試合後、「レスターはとても面倒な相手だ。私は完璧に理解している。この試合だけではないが、ここに昨季優勝した理由があるんだ」と語った。
「(キャスパー・)シュマイケルは素晴らしいパス能力を持っているので、彼らにハイプレッシャーをかけることはできない。パスを回したり、サイドバックにボールを持たせることもできない。なぜなら、オカザキ、(イスラム・)スリマニ、マフレズがいるからだ。それをコントロールすることは難しい」
ゴールを決めた岡崎のみならず、マフレズ、スリマニの前線からの苛烈なプレッシャーで、シティの目指すパスサッカーがしづらい状況だったと振り返っている。
ワールドクラスのゴールで称賛を受けている侍ストライカーだが、世界的な知将は疲れを知らない運動量と前線からのプレッシングという岡崎の武器を高く評価している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images