CLへの切符が得られる3位のナポリが前日の試合で引き分けたため、勝てば残り8試合で勝ち点6差に迫ることができたインテル。前半、主導権を握ると、35分にダニーロ・ダンブロージオのゴールで先制に成功する。
しかし、後半に入って50分に同点とされたインテルは、再び勝ち越そうと追加点を目指すもネットを揺らせず。すると終盤の85分、相手のFKの場面でマルセロ・ブロゾビッチが仰天のミスを犯してしまう。不用意なハンドでPKを献上したのだ。
ペナルティーエリア内でのプレーとしては、あまりに軽率なハンド。PKをファビオ・クアリアレッラに決められたインテルは、残り5分で追いつくこともできずに今季9敗目を喫した。ナポリとの勝ち点差は、縮まるどころか9に開き、残り8試合での逆転はほぼ絶望的だ。
当然、ステファノ・ピオリ監督もブロゾビッチのハンドが「あまりに軽率」と不満をうかがわせた。SNS上でも「愚かなミス」「ミラノからすぐに消えろ」「世界最高守護神の仲間入り」と、ブロゾビッチへの批判や皮肉が飛び交っている。