こだわり抜かれたデュアルカメラを搭載した「HUAWEI Mate 9」と「iPhone 7」のカメラ画質を比較！頂上決戦の行く末は！？【レビュー】

注目の2機種「HUAWEI Mate 9」と「iPhone 7」で写真の撮り比べ！
日本でも先月発売され、高い評価を獲得することに成功したHuawei Technologies（以下、ファーウェイ）製のフラグシップスマートフォン（スマホ）「HUAWEI Mate 9」（以下、Mate 9）。エレガントなデザインや第2世代に進化した"ダブルカメラ"など、これまでの記事ではその魅力を余すことなくご紹介してきました。

その機能の中でもMate 9の真骨頂と言えば、やはりカメラの撮影性能でしょう。ファーウェイは世界的に権威のあるレンズメーカー「ライカ（Leica）」と協業しており、ダブルカメラのうちの1つはカラー、もう1つはモノクロのセンサーを利用することで、より明るく鮮明な写真を撮影することが可能になっています。

一方で、日本では圧倒的な人気を誇る「iPhone」シリーズも、新しい製品になるたびに飛躍的にカメラ性能が向上し、最新の「iPhone 7」や「iPhone 7 Plus」ではMate 9にも充分対抗することができるだけの性能を有しています。

そこで、今回はMate 9とiPhone 7で撮影した写真を比較しながら、その性能の差を比較していきます。なお、Mate 9のウォーターマーク機能によって「HUAWEI Mate 9」のロゴがある写真がMate 9で、ロゴがない写真がiPhone 7で撮影した写真となっており、特に記述のないものについてはオートモードで撮影しています。


ざっくりとリアカメラの仕様を紹介しておくと、Mate 9は約1200万画素のカラー（RGB）センサーと約2000万画素のモノクロセンサーでレンズはF2.2、一方、iPhone 7は、F1.8のレンズと約1200万画素センサーとなっています。では、さっそくMate 9とiPhone 7で撮影した写真を並べていきます。



昼下がりの有楽町駅をわざと逆光の環境で撮影すると、iPhone 7では所々の白飛びが目立ってしまっていますが、Mate 9では駅舎の細部に至るまでほぼ見たままの景色を撮影することが可能でした。




料理を撮影してみると、こちらは両機種ともに良い画質で撮影することができており、特に優劣を感じさせるような差は感じませんでした。なお、Mate 9には食品撮影専用のモードとなる「ナイスフード」を搭載していますが、コントラストが過剰に表現されており、残念ながら食欲が誘われるような写真を撮影することはできませんでした。



立ち寄った東京・池袋にある「ポケモンセンターメガトウキョー」にて展示されていたルカリオとミュウツーを撮影してみると、iPhone 7では一部で白飛びが発生しているのに対して、Mate 9では白飛びもほとんどなく、クリアに撮影できている事がわかるかと思います。



夕方に秋葉原にあるUDXで開催されていたイルミネーションを撮影してみると、暗所撮影性能の差が歴然と現れました。実際に目で見た光景に近いのはiPhone 7ですが、Mate 9では明るく鮮明に撮影することができています。



夜間に月島駅周辺に広がる「もんじゃストリート」を撮影したところ、ぱっと見ただけでは両者の写真に差を見つけられませんがよく見比べてみると、iPhone 7で撮影した写真では街頭周りのノイズが起きていますが許容できる範囲に収まっており両者の差はあまり見られませんでした。

今回はMate 9とiPhone7で撮り比べましたが、両者に大きなカメラ性能の差は見られませんでした。ただし、細かいところに注目してみると、悪条件下で撮影した写真であるほどMate 9の方が画質の劣化が少なく、逆に良い条件下で撮影した写真であるほど両者の差は少ない結果となりました。

近年のスマホはカメラ機能の強化が一つのトレンドとなっていますが、やはり両機種とも非常に素晴らしい写真を撮影することが可能でした。今回は手元のあったMate 9とiPhone7で撮り比べを行いましたが、この2機種のみならず良いカメラ撮影性能を備えたスマホがたくさん存在しているのも事実です。スマホを買うにあたってカメラ性能を重視する人は多いことかと思いますが、実際に撮り比べてみると言う方法も良いかもしれませんね。






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