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週プレNEWS
―まさに真剣勝負というか。どのカットもすごく生々しくて熱が伝わってきます。週プレに載った中で好きなカットはあります?
片山 (誌面を見て)あっ、これ、どれも写真集にはないカットですね。初めて見ました。う〜ん(しばし黙考)。どれもいいけど、このベッドのカットはキレイだし、好きですね。
―全裸で横たわり、背中越しにこちらを眺める悩ましいカットですね。っていうか初めて? 写真をセレクトする時、見てないの?
片山 写真集と写真展のものは最低限のセレクトしか見てないので。今回、私の写真集ではあるけど、アンディさんの写真集という感じだし。
―いわば、アンディさんの作品に「主演」したくらいな?
片山 そうそう。そうですね。
―以前、取材した際、いい作品であれば脱ぐことも厭(いと)わないようなことを言ってたけど、まさにそういう感じ?
片山 そうです。そういえば前々から「脱ぐと何かが変わるよ」っていろんな人に言われてたんですけど何も変わらなかったです。自己嫌悪とかもなかったし。少し期待していたんですけどね(笑)。
―女優として自然のことだったわけですね。今回、発売と同時に写真展も開催し、1週間で1万人近くが来場したとか。
片山 はい。お正月なのに本当にありがたかったです。特に写真展ということで、女性が大勢来てくれて。カップルの方とかも多くて嬉しかったですね。
―ファン層が広がった感じですね。年明けからいいスタートを切ったと。また新しい舞台も決まったそうですし。
片山 はい。4月から始まる『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』」って、ゲームの『ロマンシング サガ』の舞台版です。
―90年代からシリーズで続く人気RPGですよね。ファンタジー作品だけど、どんな役を?
片山 私はビューネイってラスボスで。勇者たちが私を倒しにくるんです(笑)。金髪の大きなカツラを被って、派手な衣装を着て、剣を持って戦います。私、週プレさんのインタビューでも何度か言いましたけど、もうずーっと悪役がやりたくて! 今回オーディションを受けたんですけど、決まった時は今までになく嬉しかったです!
―ラスボスって悪役中の悪役ですもんね。では、意気込みもかなり?
片山 スタッフさんからは、ゲームの舞台化とはいえ、2・5次元というより、リアルな舞台をやりたいって言われたので。生っぽく演じたいです。あと、原作のキャラクターのイメージは大事ですけど、せっかく出させてもらうんで、自分の色は出したいですね。「片山じゃなくてもよかったんじゃね」って言われるのはイヤだし(笑)。でも今はまだ不安しかないですけどね。
―不安?
片山 はい。ものすごく大切な役なので、お芝居がちゃんとできるか気になるし、殺陣もちゃんとできるかすごく不安だし。あと今回、会場が大きいところなんで、それもどうしようとか…。
―ちょっと意外ですね。これまでグラビアを見てても、堂々とした姿しか見てないから…。
片山 いやいや。いつも稽古の時なんかも隅っこでうつむいて、ひとりで「ぼーっ」としてますよ。去年の『悲しき天使』って舞台でも初主演のプレッシャーとか、劇中のダンスが上手くできるか不安でどうしようって思ってましたから。
―それはどうやって打ち消すの?
片山 『悲しき〜』の時はひたすら台本を読んで、家にいる時はずっとダンスをしてました。今回も不安を消せるくらい、とにかく地道にやるしかないですけどね。
―すごく期待してます。それにしても、1年前とは忙しさも注目度もまるで違うと思うけど、今後の目標は?
片山 舞台はもちろん、TVや映画など映像のお仕事もしていきたいですね。あと、悪役をやるって目標は実現したので、今度は激しさとは反対のゆるい役もやってみたい。最近、『かもめ食堂』と『マザーウォーター』を立て続けに観たんですが、ああいう日常が舞台の作品とか。
―どんどん幅が広がっていきますね〜。
片山 でも基本は今、目の前にあるものをひとつひとつ大切にしながら全力でやっていくだけですけど。私自身、明日よりも昨日よりも、とにかく今日が大事だと思っているので。これからも片山を暖かく見守っていていただきたいですね。
(取材・文/大野智己、インタビュー撮影/石川耕三)
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■片山萌美(かたやま・もえみ)
1990年10月1日生まれ、東京都出身。身長170cm B92(Gカップ) W59 H87 血液型=AB型 ○2014年9月に週刊プレイボーイでグラビアデビュー。以降、グラビアで大活躍し男性誌を席巻。「今週の!ズバッとニュース」( http://kinora.ismedia.jp/)出演中。公式Twitterもチェック!【@neichiamo】