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日比谷
銀座6丁目の路地裏、コリドー街近くにひと際目立つピンク色の外壁の一軒家がある。日本ではまだ数少ないシチリア料理レストラン『カンティーナ シチリアーナ』だ。ここでは、シェフがシチリア各地で出会った郷土料理や漁港直送の魚介類がリーズナブルに楽しめる。
料理は、シチリアへ渡って修業を積んだシェフが現地から仕入れる食材で本場の味を再現する。漁港直送の魚介を使った前菜やパスタ、目の前でフランベする豪快な肉料理など、 美食の宝庫と呼ばれるシチリアの魅力を余すことなく堪能できる。
ワインはシチリア産だけでも80種類以上を揃え、香り豊かなイタリアらしいワインを料理に合わせて楽しんで欲しい。特別な日のデートには、プライベート感溢れる半個室も要チェックだ。絶品の料理とワイン、そしてセンス抜群の雰囲気で楽しい時間を共有すれば、2人の距離も近づくハズ!
銀座の街を眺めながら、冬でもテラス気分を味わえる。
オーダーメイドした拘りの内装は、本場シチリアにいるかのような雰囲気。
次は、奥渋谷で和食デート!
神泉
『ぽつらぽつら』。その可愛らしい言葉の響きが印象的な和食店。渋谷駅から徒歩7分、名店が集まるこのエリアの中でも予約が取れない人気店だ。スタイリッシュなガラス張りの外観で20席程の小さな店は、オープンキッチンから料理人の手元眺めながら臨場感とライブ感が感じられるカウンターがメイン。
信州・鉢伏窯で焼き上げた器で楽しむ料理は、全国各地の漁港で水揚げされた新鮮な魚介や、契約農家から仕入れる朝獲れ野菜で作られる色鮮やかな和食の数々。
中でもこの店の名物と言っても過言ではないのが、最初に出てくる「お通し」だ。8種類ものおばんざいが美しく盛り付けられ、まるでアートのよう。ちょっとずつたくさん楽しめる一皿に、彼女も思わず笑顔になること間違いなし!
酒番が拘り抜いたという酒は、国産のワインや小さな蔵元の希少な日本酒を取りそろえる。他ではなかなか味わえない銘酒も要チェックだ。渋谷の喧騒を離れた奥渋谷で過ごす、ゆっくりとした時間。それをさらに盛り上げてくれる和食の枠に捕われない料理や銘酒たち。渋谷の大人デートにピッタリの名店だ。
美味しいエスニックって、たまに食べたくなるもの
広尾
オーナーシェフの美学が息づいた料理と居心地の良さに惹きつけられ、多くの食通が通うベトナム料理店『kitchen(キッチン)』。オーナーシェフである鈴木珠美氏は、もともとフードコーディネーターをしていたが、ベトナム料理の奥深さに魅了され、ベトナムへ2年間留学。現地のレストランなどで腕を磨き、2002年に『kitchen』をオープンさせた。本場の手法にこだわりながら、独自のアレンジも加えた料理は、同店でしか味わえない逸品ばかりだ。揚げ春巻きひとつとっても「フエ」「サイゴン」と地方ごとに異なり、多彩な料理は、たっぷりの野菜やハーブとともに味わえる。その他「まぜまぜごはん」や「トムヤムクン鍋」など、独創性豊かなシェフのセンスが光る、オリジナルの名物料理もぜひ味わいたい。
「サイゴンスペシャルビール」や「ベトナムコーヒー」など、料理を引き立てるアルコールやドリンク類も充実。なかでも、人気があるのはベトナム焼酎。ほんのりともち米の香りが立つ「ネップムイ」や紹興酒のような味わいの「ネップカム」、ベトナムのウォツカと呼ばれる「ルアムイ」など、珍しい逸品が揃う。野菜の美味しさが存分に味わえ、心までほっこりできる食事と温かみのある空間は、ついつい長居してしまう居心地の良さだ。
恵比寿
中国の本場の味を極めた料理を、アラカルトで気軽に楽しめる『中華香彩ジャスミン』。 繁盛の理由は、1にも2にも、味の確かさ、そして、センスの良さ。メニューには東坡肉の宝塔仕立てやよだれ鶏などの伝統料理がずらり。加えて中国の大豆味噌を使った魚介の炒め物や、ハーブやスパイスが利いたシンガポールのニョニャソースを添えた魚料理など、中国各地で今、楽しまれている味を紹介しているのも魅力的だ。
名物料理の「よだれ鶏」は、中国を旅した際に四川料理店で出会ったひと皿に感動し、研究を重ね、誕生。十数種の香辛料の香りを調和させたラー油が食欲を刺激する。
中華料理というとデート利用のイメージが無いという人も多いが、こんなモダンな空間でセンスのいい料理が楽しめるとあれば、間違いなく通いたくなってしまう。リピーターの多さにも納得だ。