主人公の悟空との出会いは「オーディションで選ばれましたね」と語り、「鳥山明先生の(Dr.スランプ)アラレちゃんが大好きだったから、受かって本当に嬉しかった」と当時を振り返った。
そして1986年、いざアニメ番組がスタートすると「1話目から視聴率が良くて、テンションがさらに上がりました」と当時の反響を思い出していた。
「Dr.スランプの視聴率が20%台で良かったのですが、さらに上にいきましたから、ビックリもした」と述懐。最初から手応えがあり、好調な出足を見せたという。
世代を超え、日本にとどまらず世界にも広がりを見せた同作。これまで30年の時を経てきて、野沢はその数字を聞いて「この間、初めて聞いてビックリしました。30年もやってきた実感がないからです。今、思うのは、それだけ長く皆さんに愛されてきて、幸せな気持ちがあることです」とコメントした。
長くやってきた実感がないことは「本当に自然体で臨んでいるからです。声が出なくなって不安になったり、苦労してきた経験がないからです」と説明した。
現在のシリーズでは、悪役もヒーローも一人で演じている、野沢。「悪役をやったことが、今回初めてだったので、新たな発見もありました。楽しいことばかりですね」と充実感も示した。
ドラゴンボールという作品については「永遠に続いていきます。終わりがないですから、一人でも多くの人に見てもらいたいです」とアピール。大切にしているものが、もっと長い間、届くように伝えていた。
東京・練馬区は、日本初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」(昭和33年)や日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」(昭和38年〜)が製作された日本アニメ発祥の地。それで現在でも、約80社を超えるアニメ制作会社があり、国内最大の産業集積地と呼ばれている。
「練馬アニメカーニバル」は、さらなるアニメ振興を図るために実行されている催し。練馬駅付近のエリアで、明日16日も各種イベントが執り行われる。
▼ キャラクターの孫悟空
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