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銀座8丁目、大人の街にピッタリの「遊べるワインバー」がオープンした。お食事デートはもちろん、2軒目使いも可能な、まさに“大人のための”ナイトスポット。
通り過ぎて素通りしてしまいそうな小さなビルの地下、そういうところにイイ店があるのが銀座だ。そこに見つけた可愛らしい看板はパッと見は恵比寿や表参道のカフェような気軽な雰囲気。ここが、7月にオープンしたばかりの『Wine Bar Bâtonnage (ワインバー バトナージュ)』の入り口だ。
ソムリエのマスターが、厳選し徹底的に管理するフランス中心のワインが常時200種類以上揃うワインバー。そのワインに合わせて楽しむのは、フランス人シェフが腕をふるう本場フランスの家庭の味。もちろん、空間も極上。店の一番奥には落ち着いた一枚板のカウンターが、程よい灯りに照らされている。
店名の「バトナージュ」とは、ワイン造りの際に行われる手法の1つ。樽熟成の過程において、ワインの中に沈殿した澱を敢えて取らずに撹拌させることでワインが変化し、深みや旨味がもたらされる。店でお客とワインが交わる事により、その空間や時間がより深みのあるものになり、味のある店に進化していきたいという、ソムリエの願いが込められているのだ。
ソムリエの岡野氏は、都内の星付きレストランでソムリエとして勤め、2011年に渡仏。帰国後は国産ワインの本場山梨県甲州市のワイナリーで、ブドウ栽培からワイン醸造までを経験。造り手とソムリエという経験を生かし、飲み手には造り手の熱い想いを伝えたいという熱い想いを持っている。親しみやすく飲みやすいワインから、珍しくレアなワインまで取り揃えているから、ぜひ気軽にソムリエに相談してみてほしい。
厳選されたフランスワインに寄り添うのは、フランス人シェフの作るフランス家庭料理。なんと3,800円という破格のコースが用意されているぞ! しかも、ワインに合わせて白ワインコース、赤ワインコースから選べるというユニークな構成になっている。(※内容は月替わり/税抜き)「白ワインコース」は、胡瓜のガスパチョやニース風サラダ、メインの魚料理にデザートはクレームブリュレ。「赤ワインコース」には、パテ ド カンパーニュとリヨン風サラダ、メインは肉料理にフォンダンショコラのラインナップ。
バーだけどメインも楽しめる!料理の詳しい内容はこちら。
もちろん、好きなものを好きなだけ食べたい時はアラカルトもオーケーだ。ひとつひとつが丁寧に作られた小さな前菜は、オリーブやクリーミーなチーズにマッシュルーム入りのマッシュポテトなど、ワインに合わせずにはいられないラインナップ。
サクサクのパイ生地にベーコンやトマトなどのシンプルな具が美味しい「キッシュ」は定番のフランス家庭料理の味。ワインバーとはいえ、メインまでしっかり味わえるところが嬉しいポイント。クセの無いラム肉がごろっと入った「ラム肉のトマト煮込み」や赤ワインソースとマッシュポテトを添えた「牛肉の赤ワインソース」など、おなかも大満足だ。
銀座のワインバーと聞くと、高級でハードルが高いイメージがあるが、ワインも料理もリーズナブルなものから揃うので、銀座バー初心者にもオススメだ。女性を誘う時は相手によって店選びに気を遣うことが多いが、ここなら意中の女性や年上の彼女、ちょっとマンネリ気味の彼女とでも万能に楽しめるワインバー。覚えておいて損はない、優秀店である。