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祖師ヶ谷大蔵
最初に紹介するのが1961年創業の世田谷区祖師谷に構える『キッチンマカベ』だ。様々なメディアに数多く登場する同店は、薄切りの「豚ロースの生姜焼き」と厚切り豚ロースの「ポークジンジャー」の2種類の生姜焼きがメニューに並ぶ。まず紹介したいのは、「豚ロースの生姜焼き」。薄切りとはいえ食べごたえを感じるちょうどいい厚みの豚ロース肉に絡みつくのは、生姜、たまねぎ、にんじん、にんにくなどをすりおろしたマイルドな味わいのジンジャーソースだ。
こちらのメニューは、豚肉をタレに漬け込むことなく、最後の仕上げにこのジンジャーソースをあわせることで豚肉本来の旨味が存分に感じられる生姜焼きとなっている。非常に上品な味わいでありながらも、ジンジャーソースのコクと風味が食欲をかきたて、ビールとの相性抜群の仕上がりだ!
もう一品の生姜焼きは厚切りタイプの「ポークジンジャー」。厚切り豚ロース肉は小麦粉をまとわせソテーすることで肉汁が閉じ込められ、適度な食感を残しながらもふっくらジューシー。使用するジンジャーソースが同じとは思えないほど、全く違ったおいしさを楽しむことができる一品となっている。
同店の二代目料理長はどんなに忙しい時でも、常に全力投球で料理一品一品に取り組み、愛情を持って接することを心掛けているという。そんな二代目料理長に対して、ユニークな奥さんの接客が絶妙にマッチした店内は大変居心地の良い空間だ。地元の住民はもちろん、食通にファンが多いのも納得の店である。
100年を超える老舗の生姜焼きは、食いしん坊も満足の250グラム!
駒場東大前
続いて紹介するのが、目黒区駒場東大前に構える『菱田屋』の「豚肉生姜焼き定食」だ。同店は、近くに東京大学のキャンパスがあることから「お腹いっぱいに食べてもらいたい」をコンセプトにボリューム満点の定食を提供することで知られる、創業100年を超える老舗店。そのコンセプト通り、お皿の上にこんもりと盛られた生姜焼きの量はなんと250グラム!そこにキャベツの千切りとスパゲティサラダがたっぷりと添えられている。
ひと口いただくと厚切りの豚肩ロース肉はしっかりとした噛みごたえがあり、生姜とにんにくが効いた甘辛のタレと相まってビールとの相性抜群の味わいである。もちろんご飯との相性もぴったりで、ご飯の上に生姜焼きをのせながらわしわしと食べたくなる、スタミナが付く一品であることに間違いない。味とボリュームで常にインパクトを与え続けたいという店主の思い通り、長年、東大生や地元民の胃袋を満たし続けている伝統の味をぜひここで味わってほしい。
芸能人にもファンが多い「じゅうじゅう焼き」って知ってる?
戸越
最後は、品川区戸越に構える『千徳』の「スタミナじゅうじゅう焼きセット」だ。創業20年以上の同店の看板メニューは訪問客の9割以上が注文すると言う「じゅうじゅう焼き」。鉄板の上にキャベツの千切りをのせ、その上に蒸し焼き豚肉と生卵をのせて秘伝のタレをかけた文字通り、鉄板じゅうじゅう!湯気もくもくの一品だ!
鉄板が熱々のうちに豚肉、キャベツ、生卵をよく絡めていただくと、肉々しい豚肉にキャベツの甘味と生卵のコク、さらに酸味の効いた秘伝のタレが相まって、まさにメニュー名に「スタミナ」が付くにふさわしい味わいが口の中一杯にに広がる!また、セット注文することで、さらにライスと半ラーメンが付くので、食べ応えも抜群!味覚だけでなく、もくもくの蒸気による視覚、鉄板の焼ける音による聴覚を一緒に楽しむことができる、夏にぴったり、ビールとの相性抜群のボリューム満点メニューだ!