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東京カレンダー
西麻布交差点から5分程歩いた閑静な通りに佇む、『ahill azabu』―「自宅にいるようにリラックスして食事を楽しめる空間を」をコンセプトに、暖かな光に包まれた店内の雰囲気は、堅苦しいフレンチレストランのイメージを一掃するほど居心地が良く、和やかなムードでお母さんとの会話も楽しめるはずだ。
最後の〆は、スパイスが薫るahill特製 ドライカレーで。そこに辿りつくまでに既に満腹感でいっぱいなのに、さっぱりとした自家製の福神漬けとご飯一粒一粒に丁寧に混ぜ合わされたカレーに、スプーンを持つ手が止まらない。
特筆すべきは、鉄板カウンターの向こう側で手腕を振るうシェフたちのイケメン率の高さ。「お客様同士の会話から前日にお誕生日だったことが分かった時、サプライズでデザートプレートにメッセージを添えることもあるんですよ。」と、粋な心遣いはもちろんのこと、カウンター越しに見せる爽やかな笑顔に母の目も心も大満足になること間違いなし。
銀座二丁目交差点近くにある銀座・伊東屋の真横に位置し、地下1階まで続く階段を下りていくと、入り口の小さな窓から淡い光が洩れる一軒に辿りつく。芸能人もお忍びでやってくる、究極の地下隠れ家バー『shiokara』だ。
名前の通り、全国から取り寄せた20種類近くの塩辛珍味を用意し、日本酒や焼酎、ワイン、梅酒など、幅広い味わいを楽しめる。銀座でのショッピング帰りに「お一人でいらっしゃる女性の方や、お母様と一緒にカウンター席に座られる方は意外と多い」のだとか。
店長の木本氏が直々に教えてくれた、目から鱗な塩辛の「通な」楽しみ方。なんと、バタートーストに乗せて食べるのだそうだ。まろやかなバターが溶け込んだトーストに塩辛の辛みが馴染み、これは病みつきになってしまう。母の日の銀座ディナーの後、塩辛をお供に一杯を酌み交わしてみてはいかがだろうか。
数ある日本酒の中でも、女性でも飲みやすいのが日本酒サングリア(¥860)。お酒自体を味わった後は、日本酒に付け込んださっぱりとした果実を食べて、2通りの楽しみ方が出来るのが嬉しい。
メキシカン、和、イタリアン…グルメな母を連れて行きたい3店
原宿・竹下口から北参道方面へ明治通りを5分程歩いたところに、まるで洞窟を思わせるような別空間がそこにある。音楽や海外旅行好きな陽気なお母さんには、メキシカン料理の老舗である『フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ』はいかがだろうか。元々クラブだった場所を改装し、全て現地メキシコの家具で揃えたというこだわりの空間は、まるでカリブの海賊を思わせるほどの!?異国情緒を漂わせている。
イチオシは『ポジョン コン モーレ シルエラ』。グリルした柔らかなチキンに30種類のスパイスとチョコレートを使った「モーレ」ソースをたっぷりかけて。甘みと苦みが程よく混ぜ合わさった濃厚なソースが、セサミの香ばしさを引き立てる。
東京カレンダーでは、これまで和菓子の手土産特集で何度も紹介してきている『HIGASHIYA GINZA』だが、実は、茶房もあるのをご存知だろうか。“日本のティーサロン”をコンセプトに、30種類以上のお茶や甘味、四季折々の食材を使った食事やアフタヌーンティーを用意している。健康に気を付けている母には、「一汁三菜」(¥3.780)や二十四節気にちなんだ「節気膳」(¥5,400)をランチに連れて行って。
『八種餅』(¥1,500)は胡桃やおろし醤油、胡麻醤油、海苔など、8種類を用意。『HIGASHIYA GINZA』オリジナルの食器を使い、「神は細部に宿る」と思わせる程の繊細さを持った一品を提供してくれる。
『蕗の薹(ふきのとう)』(¥1,500)。さっぱりとした玉露雁が音に蕗の薹のほのかな苦みが加わり、春の訪れを感じさせるHIGASHIYAのオリジナルブレンド。
5月7日(土)〜6月4日(土)まで、極上のホワイトアスパラガスを前菜からメインディッシュまで存分に堪能出来る『ホワイトアスパラガスフェア』が開催される。帆立貝と生ハムの冷製タリオリー二 ホワイトアスパラガスソースや、ホワイトアスパラガスとボタン海老のリゾット 木の芽風味、和牛ヒレ肉とホワイトアスパラガスのインパナート モリーユ茸のソース等、これでもか!と言わんばかりにホワイトアスパラガスをふんだんに盛り込んだ贅沢なコースを用意している。(\16,000)
食後のデザートには、色鮮やかなドルチェが何層にも並べられた「ドルチェワゴン」が目の前に現れ、気分はまるでマリー・アントワネット。季節折々の旬の食材を存分に活かした名店で、洗練された大人の味を母と楽しんでみてはいかがだろうか。
『ファロ』とは、イタリア語で「灯台」という意味。イタリアの伝統料理と日本の高級食材を融合させた、極上の料理に舌鼓を打つ一時はプライスレスに違いない。