画像はイメージです(Nobuyuki Hayashiさん撮影、Flickrより)

コミュニティアプリ「アンサー」にこの世とは思えない画像が投稿された。「湿度100%霧に包まれた町が魔界すぎる」というコメントから始まったこのスポットは、東京各地や他の都市の濃霧の光景を次々と集めていった。投稿者たちの光景から連想されるイメージも加わり、さらに現実の光景が恐ろしいものに感じられてくる。これは魔界が現実に現れようとする前兆なのか......?

湿度100%の世界は水中?

これは2016年3月8日、東京をはじめとする各地が濃霧に見舞われた日に立てられたスポットだ。投稿者の投稿した画像は濃霧によって東京タワーを含む高層ビルが覆われている幻想的な光景。ビルや東京タワーが発する光が濃霧の中に浮かび上がり現実感のない空間が映し出されている。

その後新宿やレインボーブリッジの様子も投稿されていく。濃霧で街は雲海の下にかくれているような様子になっており、レインボーブリッジもファンタジーの世界の橋のように見える。思わず「うわゲームみたい 幻想的!」というコメントも飛び出す。この現象は夜から朝方になっても続いたという。

そんな中、「湿度100%とか水の中にいるのと一緒」というコメントが。そうではなく、「湿度100%っていうのは空気中に水分をそれ以上含めない状態」といさめる発言が。実は筆者も勘違いしていた。小中学校で習うらしい......。

濃霧の景色が呼び起こすのは魔界とトラウマ

その後も丸の内のビルや名古屋の濃霧の画像も投稿されていく。この現象は東京だけで起きているわけではないらしい。歩いているだけで髪が濡れるような状態というTwitterの投稿も。

スポットの後半には「霧がヤバイ!なんということだ...世界のバランスが崩れ始めている異世界への扉がっ! (中二病乙)、「井の頭公園、霧がすごい。ホラー映画感有り。」というTwitterの投稿が画像とともにスポットに貼りだされ、シューベルトの「魔王」や、ゲームの「サイレントヒル」、映画「ミスト」など連想を加速させていく。

現象の終結とともにスポットは自然消滅するがまさに「魔界」の出現を思わせる光景だった。スポットを見ていてあまりの恐怖に私の思いとスポットの投稿がリンクした。

「やめろ」!やめてくれ!(ライター:ファエマ)