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マイナビウーマン
「あ〜いるいる!」と多いのがこのタイプではないでしょうか? 自分の能力を過大評価し、「自分はこんな場所で働く人間じゃない!」と捨てぜりふを吐いて去ることを繰り返す……。いや、アンタに職場を選ぶ権利はない、能力がありすぎるどころか、最低限のことすらこなしていないでしょう……。根拠のない自信にまわりはウンザリしています。
■周囲の責任にする・「思っていたのとちがう、ブラックだった」(27歳/その他)・「職場はヘンな人ばっかりで、まともなのは私しかいない、といつも言ってる友達は8回ほど転職してます」(31歳/建設・土木/事務系専門職)・「あいつがいるから俺がまったく仕事ができなくなった、と人のせいにする」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「周囲が自分を理解してくれない、自分のやりたいことをさせてくれない」(32歳/医療・福祉/専門職)
職場に意見が合わない人間がいるのは、ごく普通のこと。その分、気が合って、理解してくれる同僚や先輩もいると思うのですが、この人たちはガマンすることができません。他人を変えようとする前に、自分が少し譲歩して相手に合わせればいいと思うのですが……。
■職業の選択ミスを主張・「自分のやりたい仕事じゃなかった」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)・「天職を探してる。俺に合う仕事がない」(23歳/生保・損保/事務系専門職)・「自分の天職はこれじゃない」(31歳/小売店/秘書・アシスタント職)
こういう人は転職のとき、職場だけではなく、職種もガラリと変わります。営業から飲食店の調理担当に転身したり、IT技術者がショップ店員になったり。うまく成功すればいいのですが、同じことを繰り返すと周囲があきれます。
■ステップアップのための転職!?・「次は成功する」(30歳/生保・損保/事務系専門職)・「自分はもっと上にいける」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「この経験を活かしてスキルアップしたい」(28歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
いかにも「前向きな転職」であることを強調します。英会話の能力を持つ人が、今よりもっと英語を使う機会が増える職場に転職する、などがひとつの例でしょうか。もちろん、成功している人もいますが、ステップアップどころか逆行する人もいそうです。
■不満をタラタラ・「条件が悪い。定時であがれない」(33歳/医療・福祉/専門職)・「こんなキツイ職場、長く働くなんてムリ」(29歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「自分のスキルが給料や待遇にキチンと反映されない」(33歳/情報・IT/クリエイティブ職)
給与は高いに越したことはないけれど、かといって、業務があまりにキツすぎるのも困る……。言い出したらキリがありません。「なにもかも満足できる職場に出会える確率なんて低いもの」といったんは自分に言い聞かせて、今の仕事を続けることも大切だと思います。
無理して働き続けて体を壊しては意味がありませんが、そのときの感情に任せて後先考えずに転職するのは危険です。働き出してから「前の会社のほうがよかった」と後悔するはめになることも。そういう人が転職を繰り返すのかもしれません。失敗しないためにも、仕事にはじっくり構えて向き合うことですね。
(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数182件(22〜34歳の働く女性)