【“友人からの借金”で心理学を利用する】 「心理学で言うところの『foot in the door』。これは小さなお願いごとから入っていき、後々に本命の大きなお願いごとに行き着く。最初は『100円を貸してくれ』と言い、次に会った時に『500円貸してくれ』、その次会った時に『1万円貸してくれ』、最終的に『100万円貸してくれ』。皆さん聞いてて思ったはずですが、この手法、かなり早い段階で大体の人が『こいつ、金を釣り上げてきてる。クズだ』と思うはずです。ですので、あまり使えないでしょう。それに対し『door in the face』は最初に『500万円貸してくれ』と断られる想定で大きく出て、無理だと言われたら『100万円でいいから』と申し出る。すると、成功率が上がる。これ、1回限りなら使えるのではないでしょうか」 「『ローボールテクニック』を、ご紹介しましょう。『foot in the door』に少し似ていますが、まずあまり面倒でない要求を提示し、それを受け入れさせる。その後、本命のもっと面倒な依頼をして成功率を上げるという手法でございます。最初から『100万円を貸してくれ』とは言わず、『50万円貸してくれ』と切り出す。本命のお願いよりも受け入れやすそうな金額を言い、向こうからOKが出たら『50万円じゃ足りなかった。ごめんなさい、100万円貸してください』と言う。こうすれば相手にとって、断りづらいこと山のごとし」 「人は、相手の期待に応えようとします。例えば女性に『あなたってすごくオシャレだね』と言われたら、次回その女性と会う時はいつも以上にオシャレに気を使ってしまう。その人の前では“オシャレな男”だと思わせ続けたい、というのが人間の心理でございます。それを利用し、目をつけた友人に『あなたは私をいつも助けてくれるね』『あなたは私のお願いごとを無下に断ったりしないよね。本当に頼りにしてるよ』と日々言い続けましょう。すると、お金を借りる際の成功率はグッと上がります。オススメです」