先日の連休の11月3日、所用で東京・多摩地区に出かけました。JR青梅線の拝島駅にいると、橋上駅舎のガラス越しに、外見の特徴から一目でそれと分かる双発の軍用輸送機オスプレイが1機、南から飛んできるのが見えました。
回転翼は斜め上を向けており、拝島駅の北東にある米空軍横田基地への着陸態勢に入っているように見えました。距離があるので機体の塗装やマークなどは確認できませんでしたが、米空軍のCV22ではないかと思います。2年前の2023年11月29日に、鹿児島県屋久島沖で墜落事故があった機種です。
持っていたスマホのカメラで何枚か撮影を試みましたが、ピントが合わず、鮮明に撮れませんでした。



休日だろうと何だろうと、日本の空を米軍機は自分たちの都合で飛びます。米軍専用施設の70%が狭い島に集中する沖縄では、騒音や落下物、墜落事故への不安が住民の日常生活と隣り合わせです。その沖縄の空と、東京の空はつながっていることを、ほんの短い時間でしたが実感しました。
高市早苗首相の対米追従姿勢を批判した10月29日付の琉球新報の社説の一部をあらためて書きとめておきます。
沖縄にとって今年は大きな節目である。米兵による少女乱暴事件から30年となった。事件に抗議する県民大会は米軍人・軍属による犯罪の根絶を訴えたが、実現していない。日米地位協定の改定も進展していない。
このような現状を打破するのではないかと期待を持たせたのが、対等な日米関係の構築を掲げた前任の石破茂首相であった。ただ首相就任後は地位協定改定に関する持論は封印し、進展しなかった。
※琉球新報「日米首脳会談 あからさまな米国追従だ」
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4727850.html
高市首相が来日したトランプ大統領に対し、「日米同盟の新たな黄金時代」「世界で最も偉大な同盟」と述べたことは、このブログの過去記事でも書きとめた通りです。「黄金時代」「偉大」と言っても、何がどうなのか、内容を伴っていません。米軍横須賀基地に入港中の米原子力空母への移動には、米大統領の専用ヘリに同乗。都心の米軍ヘリポートから離陸しました。地位協定を根拠とする米軍の軍事行動としての移動です。そして米空母内で、米兵らを前に、日本の軍事力強化を表明し、拳を突き上げて跳ねてみせました。そこに「対等な日米関係」は見出しがたいですし、日本の首相として、自国民の基地負担、基地被害の解消や軽減へ向けた強固な意思は感じ取れませんでした。
飛んでいくオスプレイを見上げながら、そんなことを改めて思いました。
※参考過去記事